百年葡萄

いつから「秋」なのでしょう?
先日の朝のラジオでは「大通公園の盆踊りが終わったら」、
「田んぼや畑で赤とんぼが飛び始めたら」などなど
リスナーさんそれぞれの「秋到来」が寄せられていました。

日中はまだ暑くても、朝晩は涼しい風が吹き始めた今日この頃、
私が「秋」を感じるのは・・・
やっぱ、サンマを食べた時、梨や葡萄を食べた時、
秋の味覚を美味しくいただいた時でございます。

本日の主役は、その葡萄。
ブログお休み中のこの夏に訪れた余市ドライブのお話です。
「OcciCabiワイナリー」でのランチの前に訪れたのが
醸造用ぶどう生産のパイオニアである「安芸農園」さんです。

余市町登地区にある「安芸農園」は1899年から営農が始まり、
米・野菜農家からりんご・ぶどうの果樹農家へ、現在は醸造用ぶどうを中心に
生食ぶどうなどを栽培しています。安芸農園のシャインマスカットは
昨年の札幌大丸のクリスマスケーキのカタログの表紙を飾ったケーキに使われるなど
パティシエさんたちにも高く評価されているのです。

上がシャインマスカット、8月半ばでももう立派に実っていました。
今まさに、甘みをぎゅうっと凝縮させて出荷を待っている頃でしょう。
そして、真ん中の写真が醸造用ぶどうの「ケルナー」。
夫のラジオ番組のお仕事で訪れたご縁で
めったに入れないヴィンヤードを間近に見学させていただいて感激しました。

翡翠色のケルナーをいとしげに見つめているのが6代目の安芸元伸さん。
先々代の4代目が南、西向きの最高の好適地に醸造用ぶどうの畑を切り開き、
昭和50年代後半から先代の5代目が本格的に栽培を開始、当時、余市の7人の農家が
醸造用のぶどうを先駆的に始めたことで「七人の侍」と呼ばれ、
ワインのまち余市の礎を築いた歴史として語り継がれています。

安芸農園のある余市町登地区は南に面した傾斜地で土壌、気象条件ともに、
ワイン用のぶどうを作るには最高の条件を備えた土地。
「美味しいワインは、美味しい葡萄から」と言われていて
全国の名だたるワイナリーが登地区のぶどうを求めているのですね。

その登地区の中でも安芸農園の醸造用ぶどうはさらに垂涎の的。
「安芸さんの葡萄を使いたい」と多くのワイナリーがラブコール、
運よく安芸農園の葡萄を使えたワインはエチケット(ラベル)に「Aki」と記されたり、
品種名とともに「ケルナーA系」「シャルドネA系」と記されているそうです。

6代目の元伸さんに「安芸さんの葡萄を使ったワイン、手に入ります?}と
ダメもとで聞いてみると「余市の中根商店にはもしかしたらあるかも」とのこと。
ちょっとファイターズの石井選手似のナイスガイである6代目に別れを告げ、
安芸農園を後にし、ランチの後に、以前にも立ち寄ったことがある中根商店へ。

むふふ、ワインの神様がほほ笑んでくれました。
なんとラッキーなことに余市の二つのワイナリーのA系ワイン2本をゲット。
1899年から始まった安芸農園の歴史が詰まったボトルは
ただいま、大切に大切に、抜栓されるその日を待っております。

余市を耕す。
余市で実る。
余市で醸す。
百年葡萄の物語。

☆☆☆本日8月27日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させていただきます。
どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!