春告げアリーチェ

もうすぐ春だよ。
薄曇りの空を見てもどこかに春の予感を探す朝。
気がつけば鳥たちの元気が歌声が聞かれるようになってきた。
そしてお魚売り場にも、春を告げるお魚が並んでいる。

丸々と太った鰊。
紅梅のように鮮やかなピンク色をした鱒。
そして春の北海道にはもうひとつ美味しいお魚がいます。
それは「鰯」。


それは活きのよい北海道産の鰯がご近所スーパーにありました。
しかも、ありがたいことにプロが美しくさばいてくれています。
春の北海道では太平洋側や日本海海側で鰯の魚群が押し寄せ大量に水揚げされます。
春を告げる鰯、さあ、早速お料理しましょ。

我が家の定番「鰯とじゃがいもの香草パン粉焼き」。
新鮮な鰯の両面に塩をふり、10分ほどおいて水分をよくふき取り、黒胡椒を振り、
あらかじめレンジ少し加熱しておいたじゃがいもを敷いたオーブン皿に皮目を上にして並べます。
おおお~、新鮮な七つの星が、息の良さを物語る。


鰯の上ににんにく、タイムを合わせたパン粉をまんべんなく載せて、
オリーブオイルを回しかけ、オーブンでこんがり焼き上げたら完成です。
う~ん、オーブンから食欲ををそそる香りが漂ってきます。
なんか、一気に南イタリアに旅したみたい♪


「鰯とじゃがいもの香草パン粉焼き」
とは、我が家の呼び名、実はイタリア伝統の魚料理で、こういう名前があります。
「Tortino di allici(トルティーノ・ディ・アリーチェ)。
新鮮な鰯(アリーチェ)をパン粉、じゃがいも、香草、オリーブオイルなどを重ねて焼いた料理で
特にシチリア、カラブリア、ナポリなど南イタリアの沿岸地域でよく食べられるもの。


鰯はもうふっくら・・・香草とにんにく、オリーブオイルとの相性は抜群、
それらの美味しさをぜんぶ受け止めたじゃがいもがまた絶品。
「Tortino di allic」は家庭料理として親しまれているそうで、
シンプルな材料で作れるためにホームパーティーなどでもよく作られるお料理だそうですよ。

春を告げるお魚に乾杯。
春告げアリーチェ、
E’buono!
美味しいよ♪