出会いの季節
街を歩けば春。
お菓子屋さんには桜餅に鶯餅に苺スイーツ、
お花屋さんの店先も春爛漫。
桃と菜の花の競演にうっとり。

可憐な桃の花。
やさしい桃色にはんなり。

生命の息吹を謳歌するような菜の花。
明るい緑とはっとするような黄色のコントラスト。
桃のピンクと菜の花の黄色。最高のペア、ですね。
りくりゅうペアのような完璧な組み合わせ。
こうした奇跡のような組み合わせは、お料理の世界にもあります。
和食の世界で「出会いのもの」と呼ばれる食材の組み合わです。
今朝の朝刊で京都の料理人・林亘さんが紹介していた一品、
「ふきのとうとすじ海老のかき揚げ」まさに出会いのもの。
京都北山で芽吹いたふきのとうと、
琵琶湖の深いところに住むすじ海老が出会う奇跡。
旬の食材が料理人の感性によって完璧なペアを組んだと言えましょう。
春の筍にめばる、秋の松茸と鱧などもよく知られた「出会いもの」です。
食材の出会いものは時期が同じというだけではないと林さんは言います。
相手にのまれない、自己主張があることが大事。
ふきのとうは鮮烈な香りとほろ苦さをもち、
すじ海老は小さなからだに甘みとうまみを蓄えている。
それぞれが、相手にのまれない、自分だけの個性をもっているからこそ、
かき揚げにしたときに、お互いの自己主張が最高の結果を出すのですね。
ふきのとうの香りとほろ苦さとすじ海老の甘みと旨みが
足し算ではなく、掛け算になって絶品の一品に昇華するのだ。
朝の情報番組にりくりゅうペアが生出演していましたが、
奇しくもお二人が、同じことを話していました。
「私たちは、1+1の足し算ではなく、掛け算だと思っている」と。
2人が初めてぺアを組んだ時、雷に打たれたような衝撃が走るほど相性の良さに驚いたそうですが、
氷の世界の「出会いのもの」は本当に奇跡だったのですね。
それぞれが自分の個性を大切にしつつ、相手をリスペクトする。
それぞれが相手を尊重するから、自分の個性を大切にできるのかもしれない。
1×1=∞
出会いの公式を証明した金メダルなのだ。

桃のピンクと菜の花の黄色。
お花の世界の出会いもの。
金メダルをあげよう♪

