ご安全に
本気の秋がやってきました。
朝起きて、窓を開けた瞬間に、全身の細胞がきゅっと縮まりました。
さぶっ!
手稲山では初冠雪が観測されたそうです。

朝のラジオでそう聞いて、手稲山方向を見ましたが、
そうなの、昔は見えていたんだけどね、今は建物の陰になっちゃってね、見えない。
でも、青空の下、色づいた手稲山のてっぺんが白く染まった様子を想像してみる。
北見峠、石北峠、そして中山峠も雪らしい。
深まる秋のその向こうから、ひたひたと冬の足音が聞こえてくるような朝でした。
さて、話は変わって、年々歳々、人も年を重ねれば、相棒たちも同じく年を重ねていた。
今年の我が家はテレビ、PC、水道の蛇口など買い替えラッシュとなっておりましたが、
深まる秋にまたひとつ、限界を迎えたのが、ガスコンロ。
一番よく使うコンロが再強火にならなくなってしまったのです。
点火して中火程度にはなるのですが、それ以上、火の勢いが強くならない。
う~ん、これは調理するときには甚だ不便。
修理に来てもらったところ、火力を調整する内部の弁の故障らしいのですが、
製造から年数が経っているため、部品がなく、買い替えしかないとのこと。
これって、家電や家庭内機器の故障あるある、ですよね~。
大切に使ってきたのに、もう部品がないゆえに、まだ使えそうなのにお別れとなる。
部品の保管期間は各メーカーによって製品のライフサイクルや保守ポリシーを考慮して
自主基準で設定されていますから、部品がなくなったら、涙のサヨナラ・・・しかない。
とゆーわけで、我が家に最新のビルトインガスコンロがやってきました。
当日の朝、今のコンロで最後のお湯を沸かす時にはもう感無量。
これまで、ありがとう、あなたのおかげでいっぱいお料理が作れました。
いっぱい働いてくれてありがとう。どうかゆっくり休んでね・・・
だって、ガスコンロは、大切なキッチンパートナーだったのですもの。
突然のお別れは・・・ツラい・・・。
かくして旧コンロは業者さんによってテキパキと撤去され、
ピカピカの最新型ビルトインカスコンロが設置完了。
昨年、買い替えたばかりの最新型のレンジフードとも赤外線で連動するそうで、
点火すると自動的にレンジフードも動く、なんだか、近未来キッチンだ。
さっそく、ご挨拶がてら、週末ごはんでクッキング開始。
「秋鮭ときのこのバター醤油焼き」。
夫のお知り合いが礼文島から送って下さった秋鮭を使った一品、
記録的な不漁が伝えられる今年、本当にありがたくお料理させて頂きました。

秋鮭に薄く小麦粉をまぶし、フライパンで両面を焼いてから取り出し、
エリンギを炒め、下茹でしたいんげんと鮭を戻し入れ、醤油、酒、味醂を加え、
最後にバターを落として艶やかに仕上げる一品なのですが、調理の途中で、
「ピピピッ!右のコンロがどーのこーの」と、コンロが喋る、火力は弱まる、
火力を戻したり、また弱まったり、予期せぬ展開にあたふた(笑)
そーなのです、最新型はとにかく全力で安全設計されているのです。
各種センサーが内臓され、過熱や消し忘れ、地震など備えた万全の安全機能が搭載されていて、
例えば鍋底が高温になると自動で弱火になり異常過熱を防止してくれたりするのです。
旧コンロでも同様の機能はありましたが、なんというか、感度がさらに進化していた。
朝ドラ「ひよっこ」で主人公のみね子が東京の工場で働く場面で
「ご安全に!」とお互いに声をかけ合いながら仕事していました。
そうです、安全は暮らしの基盤なのであります。
最新コンロのコンセプトは、「ご安全に」なのだった。
なんとか作り終え、美味しくいただいた後、落ち着いて取り扱い説明書を読むと、
調理に支障がある場合は手元パネルの「高温炒めモード」を選択するといいらしい。
揚げ物、焼き物には温度設定モード、煮込みはタイマーモード、湯沸かしモードに
ご飯を炊ける炊飯モードまであり、グリルはほぼほぼオーブンとしても使える。
安全で便利な最新型ガスコンロ、なんか、すごい。
ハイスペックな機能を使いこなすには、しばらく時間がかかりそうだ。
なんか、AIを前にちょっとたじろいでしまう心理とも通じるかも(笑)
使う人と機械が幸せなタッグを組めるように、ガンバリマショウ。
ご安全に。


