ゴザソウロウ

春はあんこが恋しくなる。
いや、実は春夏秋冬、年中、あんこは恋しいのだけれど、
桜前線ご一行様の北上とともに、
花より団子気分が盛り上がってしまうのかもしれない(笑)


とゆーわけで、いつも行列のアレを求めて並んでみましたよ。
札幌丸井今井の地下にある「御座候」。
「美味しくて、廉い」がモットーの姫路名物。
甘さ控えめの粒あんがたっぷりはさまったおやきであります。

熟練の職人さんが見事な手つきで焼き上げていく様子を眺めながら
長~い行列がゆっくり進むのをじっくり待つのも「御座候」のお楽しみ。
焼いても焼いても次から次へと売れていく。
みんな、大好きなんだよね「御座候」。

商品名も会社名も「御座候」。
創業者が「私が焼いた回転焼きでございます」という職人の誇りと感謝の意がこめられた、
「御座候=ございます」がユニークな名前の由来らしい。
久しぶりに並んだので、嬉しくなって8個も買っちゃった。だって冷凍もできるんもん。


8個入りとなると、さすがに箱も長い(笑)


焼きたてほかほかの「御座候」が8個みっしり♪
この物価高のご時世なのに、1個110円、あんなにあんこたっぷりなのに、1個110円。
3年前に苦渋の価格改定をする前までは1個95円だったの、今考えても凄い。
「庶民の味方」という表現は「御座候」のためにあるのかもしれない。


おおお~、見よ、このたっぷりあんこ。
このお姿は、もはや尊い。
はふはふ、ほかほかの御座候を頬張りながら、
包みに毎回同封されている名物の御座候にまつわるエッセイを読む。

今回のタイトルは、「ゴザソウロウって何!?」
今から40年前、静岡にある大学に通っていた時のこと。
友達と故郷の名物の話になり、出岡は安倍川餅、新潟は柿の種、
そして自分は「御座候」を推薦した。

「え?ゴザソウロウって何?」と皆が一斉に驚く。一生懸命に説明すると「なんだ、今川焼か」。
「違う違う、皮が薄くてあんこたっぷりで、一度食べてほしいわ」と力説すると、
「それでは御座候を食べてみよう」と後日、友達が姫路にやってきた。
まるで自分の作った料理を食べてもらうかのように胸が高鳴る。

はたして、友達の反応は?
「確かに、今川焼に似てるけど、味は違う、あんの甘さが上品でうまい!」と大評判。
あれから40年、もうすぐ同窓会がある。ほかほかの御座候を持っていこう。
あの時のみんなの笑顔がまたきっとみられるはずだ・・・という内容でした。
「ゴザソウロウ」、一度聞いたら、一度食べたら、忘れられない姫路名物ですね。

春、入学式の季節です。
全国各地から学生たちが集うキャンバスで、こんな故郷自慢に花が咲くかもしれませんね。
「どこから来たの?」「北海道」「へ~、おいしいモノいっぱいだよね?」
さあ、道産子学生は何を自慢するのでしょうか。

故郷を離れて、生まれ育った土地の良さを知る。
故郷は遠きにありて、美味しいもの、なのだ。