にたものソース
春を予感させる青い空。
冬の控えめな青空とは、青が違ってきた。
万物の命の喜びを謳歌するような力強さを感じさせる青だ。
この青空は、マイアミへとつながっている。

昨夜のWBC第3戦、日本ーオーストラリア戦は4-3で日本は勝利、
1次ラウンドを3連勝で1位通過、アメリカ・マイアミでの順々決勝に進みます。
この日はなかなか点が取れず、失策から先取点をとられ、重苦しい試合展開、
1点を追う7回、ランナーが出たところで、テレビの前で思わず叫んだ。
「吉田~、なんとかしてくれ~!」
パッカーーーーーン!!!
ひざ元の低いくスライダーをすくい上げる。
高速回転するコマのように吉田選手がバットを振りぬく。
右中間席に物凄いスピードでボールが飛び込んだ、逆転2ラン!やったーーー!
東京ドームの空気が一変した。
我が家のリビングの空気も一変した。
さすが4番、これぞ4番、吉田選手が、ホントになんとかしてくれた。
さあ、アメリカだ、マイアミだ。
さて、WBC観戦に沸いたこの週末ですが、
週末ごはんも我が家のレギュラーになった前菜料理を作りましたよ。
「蟹と卵のレムラード」
えっと、正確には「かにかまと卵のレムラード」です(笑)

札幌の人気フレンチ「DAFNE」の前菜の一品、
「オオズワイガニのレムラード」にインスパイアされて、
お家で作りやすい材料でアレンジして作ってみたのですが、
これがまあ、夫の好みにドンピシャだったようで、我が家のレギュラーになりました。
「レムラード」とはフランス発祥の伝統的なソースのひとつで、
ベースはマヨネーズ、どこにマスタードやケイパー、ハーブなどを加えたもの。
まろやかさと程よい酸味が楽しめるソースは魚のフライや茹でた海老などや、
根セロリなどの野菜料理などに使われる万能ソースとして親しまれています。
「かにかまと卵のレムラード」は、かにかまのほぐしとゆで卵にマヨネーズ、
粒マスタード、ケイパー、黒胡椒、少々の蜂蜜を加えてあえるだけ。
超簡単なのに、なんだか凝った味わいに仕上がり、
そのままいただいても、バゲットなどに載せて食べても美味しい一品。
「レムラード」という名前は聞きなれないかもしれませんが、
実は、世界各地に見た目や味わいがとてもよく似たソースがいっぱいあるのですよ。
あ、これなら知ってる、食べたことある、作ったことある、かもしれません。
「レムラード」の親戚ソース、ですね。
まずは「オランデーズソース」。卵黄とバター、レモン果汁で作られる美しいソースで
エッグ・ベネディクトでおなじみ、クラシックフレンチの技を象徴するソースと言われます。
卵黄とバターをベースに白ワインビネガーやエストラゴンを加えた「ベアネーズソース」や
オリーブオイルとニンニクを使ったクリーミーな「アイオリソース」も親戚筋。
アイオリソースはスペイン料理にもよく登場します。
さらに、とってもおなじみの、あのソースもレムラードの親戚なのです。
それは「タルタルソース」。ゆで卵にピクルス、玉ねぎなどを加えたマヨネーズベースのソースは
海老フライ、牡蠣フライなどフライ料理には欠かせない、みんなが大好きなソース。
日本の家庭料理の定番ソースもまた、レムラードの親戚にあたります。
レムラード。
名前は聞きなれなくても、実は親戚ソースがいっぱいあった。
まろやかで爽やかで肉料理、魚料理、野菜料理に使える万能ソース、
おいしい「にたものソース」で食卓が賑やかになる♪

