芋正月2026

今日7日で松の内もおしまい、お正月飾りを飾っておくのも今日まで。
我が家にいらしてくれた歳神様のご滞在も本日限り、
そろそろ帰り支度を始めておられる頃でしょうか。
今年もおかげさまで無事にお正月を迎えることができました。


松の内のうちに(?)今年のお正月を総括(笑)
本鮪や白老牛、ゆり根などお正月ならではの食材が活躍するなか、
一見、地味な見た目ながら、実はめちゃくちゃいい仕事をしてくれたのが
こちら京都産「海老芋(えびいも)」さんです。

我が家のお雑煮はおすまし系と小豆ぜんざいの甘辛二刀流。
おすまし系は鮭、鶏肉、根菜類をたっぷり入れるのですが、
ここ何年か、懸案事項だったのが、これに入れるお芋さん。
里芋系がのぞましいので、、スーパーの「京芋」を使っていたのですが、
これが、けっこう、当たり外れがあって、運が悪いと、ガシガシだったりして(泣)、
しかも、これが見た目ではまったく判断できないのでした。

が、今年は年末のデパ地下で念願の「海老芋」を発見!
やった、しかも本場の京都産の「海老芋」、これは絶対当たり100%に違いない。
「海老芋」は里芋の一種で品種ではなく栽培方法の違いで作り出される京のブランド野菜。
その歴史は古く安永年間(1772~81年)にさかのぼります。

海老芋と棒鱈を焚いた京都の伝統料理「いもぼう」の祖先にあたる平野権太夫が
青蓮院宮が長崎から持ち帰った里芋の種を土入れして丁寧に育てているうちに
皮に縞模様のある大きな海老のような形をした芋が獲れるようになり
「海老芋」と呼ばれるようになったのでした。

肉質が緻密で煮込んでも形が崩れる、ほくほくとろりとした食感が最高に美味しい海老芋は
数ある伝統野菜の中でも最高のうまみを持つ野菜として知られ、古くから「いもぼう」はじめ、
京都の代表的なおばんざいとして親しまれてきた京の逸品なのでした。
果たして2026年のお雑煮に入れた海老芋のお味は・・・美味い!!!
ほくほく、ぽくぽく、とろりとお口の中でとろけ、甘みと旨みがもう最高。

さらに「海老芋」を使い切った後は
これまた素晴らしいお芋さんが襷をつないでくれました。


ゴロンと大人のこぶしほどもあるインパクト強めなヴィジュアル。
その名は「八つ頭」。
里芋の一種ですが、親芋と小芋が分かれず塊になるのが特徴で
ごつごつと小芋がついた形がまるで八つの頭に見えることから「八つ頭」と名付けられました。

末広がりの「八」が付く名前から縁起物としておせちやお雑煮によく利用され、
小芋がつくことから「子孫繁栄」や、頭が多くあることから「人の頭に立つ」などとも言われます。
ほっくりとした白い果肉は煮崩れもなく、煮ても蒸してもつぶしてコロッケなどにしても美味、
2026年お正月のお雑煮後半戦の主役となりました。

八つ頭もまた、まあ、ほんまに美味しいおすえ。
海老芋と同じようなほくほく、とろとろ、甘くて旨み抜群。
大根、金時人参、ごぼうといったほかの根菜との味と食感の違いがまた楽しく味わい深く、
今年のお正月の殊勲賞を差し上げたい活躍でありました。

「芋正月」という言葉があります。
地方によっては餅は神様へのお供え物だからなどの理由から餅の代わりに芋を食べる習慣や
1月3日に「三日とろろ」を食べる習慣があることから生まれた言葉らしいですが、
「海老芋」「八つ頭」が大活躍した我が家のお正月もまた「芋正月」と言えましょう。

芋正月2026。
今年もほっくり、まいりましょう。

★★★本日1月7日(水)HBC「今日ドキッ!」のコメンテーターとして出演させて頂きます。
今年最初の出演、どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!