ダイスを味わえ

天気図がすごいことになっている。
北海道付近に前線を伴う低気圧があって急速に発達しながら北北東へ進んでいます。
等圧線のぐるぐる具合が普通じゃない。
線の数が多く、しかも幅が狭い、これは大荒れのお天気を意味します。


札幌も昨夜から吹雪模様、週明けの月曜日、今朝は風も収まり、雪もやんでいますが、
オホーツク海や太平洋側では今も非常に強い雪と風に見舞われ、停電している地域もあるようです。
気温は比較的高めなので湿った重い雪となり、雪かきも大変。
北海道は今日も警報級の大雪、吹雪となる見込みだそうですから、警戒が必要です。

この週末は冬型のお天気だったので、お家でのんびり冬型インドアライフ。
冬の旬の食材を使って週末ごはんを作ったりして過ごしました。
そんな食卓にちょっと嬉しいアクセントを添えてくれる
美味しいイタリア生まれのソーセージがあります。


その名は「モルタデッラ」。
イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャ発祥のソーセージで
紀元前からあるソーセージの中では比較的歴史が新しく、17世紀に製造方法が明文化されました。
美しいヴィジュアル、その味わい、一度食べたら虜になる美味しさで、
我が家は新十津川町の「ヴルストよしだ」のモルタデッラを御用達。

モルタデッラは赤身の豚肉を細かく挽いたペーストにダイス上にカットした豚の脂身を混ぜ、
加熱して作られ、風味付けにピスタチオを入れることが多く、
ローズピンクの断面に白いダイス、緑のピスタチオが美しいモザイクのよう。
しっとり滑らかな食感、芳醇な香り、旨み、そのまま食べてもバゲットなどと合わせても美味美味。

「モルタデッラ、やっぱ美味しい♪」「ハマるね、モルタデッラ」
食卓に上るたびにでそんな会話が繰り返されるわけですが、
ん?待てよ、イタリア人気取りで「モルタデッラ」なんて言ってるが、
そもそも「モルタデッラ」って、どういう意味?語源って何?

わからないときは調べる。AIくんの回答によれば
「乳鉢」説・豚肉を乳鉢(Mortaio=モルタイオ)で挽く工程から、
「ミルト」説・ラテン語の(Myryle=ミルト)の実で香りづけしたから、
「細かくする」説・ラテン語の(morta=粉々にする)から来ているなどの説があるとか。

ふむふむ、諸説あるようですな。
現代でも受け継がれているレシピからすると、乳鉢、細かくする説あたりが有力に思われるが、
ご当地のイタリアでも定説はないようですから、まあ、そこらへんはぼやかしておこう(笑)
語源は確定できなくても、美味しさと美しさは、絶対だ。

モルタデッラの特徴は「ダイス」だ。
しっとりしたバラ色の断面に浮き上がる真珠色のダイスはちょっとセクシーにさえ見える。
ああ、そういえば、ローリング・ストーンズの「ダイスを転がせ(Tunbling Dice)」という曲があった。
情けないギャンブラーが人生を転がしたり、転がされたりするブルースっぽいロックンロールだが、
さしずめ、モルタデッラをロック的に表すならこうなるかもしれない。

ダイスを味わえ。
なんか、ちょっと、カッコいいソーセージだ。
モルタデッラ。