石狩ポトフ
小雪を迎えた週末ごはん。
本格的な冬に向かって季節が歩みを早める今日この頃、
やっぱり、そこは、鍋でしょ。
とゆーわけで、今週末の主役は、こちら。

北海道のお魚番付の横綱「秋鮭」です。
近年、漁模様が芳しくない秋サケ漁ですが、今年は歴史的な不漁となっており、
漁獲量の9割を占める北海道、前年の4割しか獲れていません。
温暖化による海水温の上昇が主な要因とされています。
記録的な不漁で秋鮭もイクラもスーパーに並ぶ量は少なくお値段は高い。
豊漁だった当時のお値段と比べるとなかなか手に取れない日々が続いていましたが、
小雪舞う季節ですもの、やっぱり、道民のソウル鍋「石狩鍋」が食べたい!と、
厚切りの秋鮭の大パックをどど~んと大人買いいたしました。
鮮やかなサーモンピンクが美しい秋鮭とチームを組むのは
やはり寒い北海道の冬を支える大切な冬野菜、
キャベツと玉ねぎであります。
そーです、本場石狩鍋には、この二つが欠かせません。

鍋の野菜といえば白菜や長ネギが定番ですが、
冬の北海道の伝統的な郷土料理である「石狩鍋」にはキャベツと玉ねぎなのです。
スーパーもなかった時代、真冬に長ネギなどなかなか手にはいらないけれど、
越冬野菜であるキャベツや玉ねぎは身近だったことから具材として使われるようになったようです。
さあ、材料が揃った、いざ、クッキング。
新鮮な秋鮭はさっと塩をふってしばらく置き、水分を拭き取ります。
土鍋に水と酒と昆布を入れて、まずはざく切りのキャベツと玉ねぎを加えて火にかけ、
沸いてきたら味噌をたっぷり溶き入れ、醬油少々で味を引き締め、味醂も少々、
下ごしらえした秋鮭と豆腐、つきこんにゃくを加えてことこと煮立て、
最後に椎茸、しめじ、えのき、長ネギを加えて火が通ったら完成♪

2025初の石狩鍋。
出来上がった瞬間の鍋の写真を撮るのはホント難しい(笑)
熱いし、湯気が凄いし、すぐスマホカメラが曇ってしまう。
あわてて何とか秋鮭とキャベツと玉ねぎを画面に収めたのだった。
さあ、北海道が誇るソウル鍋「石狩鍋」、いっただっきまーす!
まずは主役の秋鮭、はふはふ・・・ふっほぉぉぉ~、身はふっくらほろほろ、
これこれ、道民DNAに刻み込まれた秋鮭ならではの味と香りがもう最高。
すかさず、おつゆもふぅふぅ、うわっ、甘い!旨い!
キャベツと玉ねぎの甘みがでまくり、秋鮭の旨みがでまくり。たまらん。
博多の水炊きも水っぽくならないようにキャベツを使います。
北と南を代表する鍋の哲学が共通していることに感動を覚えます。
そういえば、今回使ったお味噌は我が家愛用の九州の麦みそ。
ある意味、北と南のコラボ鍋と言えるかもしれない。
メインの食材をキャベツや玉ねぎとともにことことこと・・・。
ん?これって、あれに似てない?
そうです、フランスの冬の伝統料理「ポトフ」。
長い冬を越冬野菜を上手に使って煮込む料理、洋の東西を問わずに存在するのですね。
石狩鍋、またの名を石狩ポトフ。
鍋の締めにはうどんやラーメン、雑炊もいい。
ポトフの残りはスープパスタやリゾットにもなる。
締めまで共通、冬は鍋だ、ポトフだね♪


