甘い歴史
11月最後の水曜日。
月決めのカレンダーも12月を残すのみとなりました。
おっと、気づけばクリスマスまで一か月を切りましたね。
プレゼントやクリスマスのご馳走計画などなど考えるだけでウキウキする季節です。

おやつのモンブランを食べると、
クリスマスケーキはモンブランタイプもいいなぁなんて思ったり。
12月が近づくと、甘い誘惑も多くなりますね。
そうそう、漆黒のチョコレートのクリスマスケーキも魅力的。

こちらはもりもとの「クラシックショコラ」。
ザッハトルテのような濃厚なチョコレートケーキは大人の味わいです。
そういえば、ザッハトルテって、裁判になったことがありましたね。
甘いお菓子のほろ苦い歴史ともいえます。
ザッハトルテは19世紀、オーストリアの外相メッテルニッヒが特別な宴のためのお菓子を作るよう命じ、
料理人フランツ・ザッハが考案したケーキが原型とされ、ザッハ・トルテと名付けられました。
フランツ・ザッハはこのケーキで財をなし、その息子が1876年以「ホテル・ザッハ」を開業。
ザッハトルテはホテルの名物菓子となりました。
しかし、その後、世界恐慌のさ中「ホテル・ザッハ」の経営が悪化、
救いの手を差し伸べたのが王室御用達の菓子店「デメル」でしたが、
この時にホテルザッハの専売特許であるザッハ・トルテのレシピが流出、
ザッハ家はデメル家に対してザッハトルテの名称の使用を禁じる裁判を起こします。
7年に渡る裁判は「甘い7年戦争」とも呼ばれ、一応ザッハ側の勝利となり、
オリジナル「ザッハ・トルテ」を名乗るのはホテル・ザッハですが、
デメル側も「デメルのザッハ・トルテ」として販売できるようになったのでした。
お菓子好きとしては、どちらのケーキも楽しめる判決ともいえますね。
裁判官もケーキ好きだったのかしら、なんてね(笑)
ちなみに「ザッハ・トルテ」は生地の間にアプリコットジャムをはさみ、
ケーキの表面には「Original Sacthe-Torte」と記された丸いチョコのメダルが、
「デメルのザッハ・トルテ」は生地の表面にジャムが塗られ、三角形のメダルに
「Eduard Sacher-Torte」と記されているそうです。
もし、ウィーンを旅する機会があったら、
この二つのザッハトルテを食べ比べしてみたいものですね~。
艶やかな漆黒のチョコレートケーキに秘められた、
甘い歴史、どんな味がするのだろうか。
★★★本日11月26日(水)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして出演させて頂きます。
どんな話題に出会えるのか、わくわくドキドキで行ってきまーす!


