長崎中華街散歩
行列だって
待ち時間だって
旅の楽しみ
歩けば発見
長崎中華街散歩
2022秋の福岡旅リポート~長崎編その⑨
晩秋の週末2泊3日で訪れた福岡旅、初日は博多の歴史、文化、グルメを堪能、
2日目は開業1か月の西九州新幹線で「そうだ、長崎へ行こう!」と
憧れの長崎日帰り弾丸ツアーを決行、滞在時間は7時間、
路面電車で長崎の見どころをできる限り回りましょう。
鎖国時代の歴史を伝える「出島」から潜伏キリシタンの信徒発見の舞台である
「大浦天主堂」、開国後の長崎に花開いた異国文化の面影を残す「グラバー園」と
古くからの国際貿易都市であり、祈りの街である長崎を駆け足で巡っていると、
あっという間にお昼どき、ぺこぺこのお腹を抱えて「長崎新地中華街」へ。
朱塗りの絢爛豪華な牌楼(中華門)が出迎えてくれました。
横浜、神戸と共に日本三大中華街とされる長崎の中華街の歴史は古く、
16世紀のポルトガル船来航の時代に遡り、規模は二都市よりも小さめですが、
日本最古の中華街として長く長崎市民に親しまれてきました。
長崎日帰り弾丸ツアー、お昼は絶対長崎名物「ちゃんぽん」!
東西南北の4つの門を抱えた中華街には40軒ほどの店が軒を連ねていますが、
事前のリサーチによると「会楽園」「京華園」「蘇州林」などがおすすめらしい。
目の前の北の玄武門を入ってすぐ、そのうちの2軒がありました!
どちらも絢爛豪華な「会楽園」と「京華園」が向かい合っています。
う~む、どっちにする???お店の雰囲気、メニューなどを見比べて・・・
う~ん、こっち!ちゃんぽん以外のある長崎名物を発見したのが決め手、
(そのお料理については後日詳しくご紹介します)
なんか、こっちの方がちょっと落ち着いているような感じがするしね。
というわけで昭和2年創業の老舗「会楽園」へ。
「いらっしゃいませ」穏やかにマネージャーらしき男性がお出迎え、
しかし、あれ?ヤバい?店内満席???
「申し訳ございません、只今満席でございまして、こちらにお名前と人数を
いただけますか?」あちゃー、ちょっと出遅れた~。
時刻はお昼ちょっと過ぎ、「先ほど一気に満席になりまして、
20~30分ほどでご案内できるかと思いますが・・・」とのこと。
日頃、行列や待つのは苦手な夫婦ですが(笑)、旅先は待つ時間も楽し。
では順番が来るまでの間、ちょちょいと長崎中華街散歩をしてきましょう。
比較的規模の小さな長崎の中華街、店頭で湯気を上げる角煮まんじゅうや
可愛い中華雑貨のお店などを眺めながらぷらぷら歩くうちに南門が見えてます。
なるほど、迷子になりそうな横浜中華街と違って、
長崎の中華街はお散歩にはちょうど良いお手頃サイズの規模ですね~。
南門を確認したあたりで引き返し、途中で気になったお店へ寄り道。
中華菓子の「福建」。
手作りの中華菓子や饅頭、点心、中華材料などが並びお店は
観光客だけではなく、地元のお客さんやプロも買い物に訪れるらしい。
大好きな中華菓子、もっとゆっくりお買い物したいところですが、時間がない。
速攻で大きい月餅、小さな月餅などみつくろってお店を出ようとしたとき、
壁の張り紙に不思議な文字が書かれているのを発見。
「唐あく あります」
とうあく?からあく?・・・あくって???
「あの、この、とうあく?って何ですか?」とお店の女性に尋ねると
「あら、よく読めましたね~、からあくって何ですか?って
よく聞かれるんですよ~、これがね、唐あく」とにっこり、
何やら片栗粉が固まったような白い塊を見せてくれました。
「唐あく(とうあく)」とは「唐灰汁」のこと。
中国奥地の塩湖から湧き出た天然の混合炭酸塩を水に溶かしたもので、
昔から中国の麵作りに欠かせないかん水の一種。現在では同じ成分の
炭酸ナトリウムや炭酸カルシウムなどの原料を混ぜて作られるそうで、
それが、この白い塊。
唐灰汁汁の製造には特殊な免許が必要だそうで、
長崎ではわずか3軒の製造所でしか作られていない貴重な中華食材で、
長崎名物「ちゃんぽん」の麺のもちもちした食感は、
この「唐あく」から生み出されるものなんだそうです。
おおお~、「唐あく」!
沖縄そばも昔は木灰汁を使って作られていましたもんね~。
天然の材料からかん水を取り出し、おいしい麺が生まれた歴史、
中国、長崎、沖縄、おいしいアジアの麺世界は、つながっている。
では、「唐あく」が生んだ長崎名物「ちゃんぽん」が待っています。
いざ、創業95年の老舗「会楽園」へと戻りましょう。
ひょえ~、お腹すいた~!喉、乾いた~!!!
待ってろ、ちゃんぽん、待ってろ、生ビール!!!
(写真は)
長崎新地中華街
昭和5年創業の老舗
「会楽園」
行列ができる人気店



