新しい時代
夜は明けた
越えるべき
壁の高さは
たった1ミリだ
新しい時代だ
「惜敗」
こういう試合のためにある言葉なんだと思った。
選手たちは走った、守った、攻めた、チャレンジした。
未明に試合が終わり、しばし動けなくなり、やがて東の空が明けてきた。
日本サッカーの新しい時代が見えてきた。
サッカーワールドカップ決勝トーナメント1回戦。
日本はクロアチアに120分の死闘の末1-1、PK戦で敗れた。
「何かがまだ足らないんだろう」
解説の岡田元日本代表監督の言葉が印象的だった。
過去4回ベスト8の壁に阻まれ、そのうち今回を含めて2回のPK負け。
前回準優勝国の試合巧者クロアチアに一歩も引かず戦った。
世界のベスト8の壁を超えるのに足りなかったのは
スペイン戦の三苫の1ミリと同じくらいのわずかの差、そう1ミリだ。
戦い済んで日が昇り、さあ4年後への新しい旅が始まった。
みんなで選手を讃え、みんなでたった1ミリの差を考えよう。
日本サッカーのスピード、変化、チーム力、粘り強いスピリットは
世界に証明できた、さあ、あとは、何が足らないんだろうか。
あと一歩のプレスか、前線でのボールキープか、もう一点を決めきる力か。
試合後のインタビューで三苫選手が嗚咽していた。
あの涙が忘れられない。
スペイン戦で勝利した後、田中碧選手と子供のように抱き合って
芝生を転げ回っていた姿とだぶって、中継見ながら泣けてきた。
そうしたら、戦術だのなんだの、敗因分析だのどうでもよくなった。
サッカーが楽しくて上手くなりたくて勝ちたくて勝ったら嬉しくて
負けたら悔し涙があふれてくるこの純粋な姿がサッカーの魅力なんだ。
世界最高峰の舞台で流した涙は4年先につながっている。
今大会の若い選手たちは成熟しさらに若い選手が出現してくるだろう。
遠藤選手や鎌田選手はさらに円熟期を迎えているだろう。
惜敗のあとに、希望が見える。
新しい時代を、ありがとう。
★★★お知らせ★★★
本日12月6日(火)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演いたします。
24時から眠らずにスタジオへ向かいます(笑)
惜敗の感動がいつまでも続く。
(写真は)
クロアチア戦が終わった
東の空が明けた
日はまた昇る
4年後をめざして


