一家に一頭
昭和の
北海道の
おウチには
必ず生息していた
一家に一頭
昨日2月6日(月)HBC「今日ドキッ!」にコメンテーターとして
出演させていただきましたが、番組オープニングの映像が、
昭和世代にはコペルニクス的インパクトがありました。
だって、動かないはずのアレが、動いているのですよ~!
小さな女の子と散歩しているように見えるのは・・・
うっそぉぉぉ~~~!なんと、木彫りのクマ!!!
そうです、北海道民なら誰でも知っている、あの木彫りのクマさんの
4本の足に車輪がついていて、動いているではありませんか!?
これは視聴者が投稿して下さった特ダネ映像。
積丹町の温泉で人気の木彫りクマの「はじめくん」だそうです。
地域おこし協力隊員の津金さんが子どもが風船型の動物にタイヤがついたのを
引っ張っているのを見て、北海道の木彫りクマが動いたら面白いんじゃないかと
ホームセンターで売っているキャスターを取り付けてみたのだそうです。
この「はじめくん」を温泉のロビーにおいたところ、
最初はこわごわだった子どもたちも動く「置物」に魅せられ、たちまち人気者に。
よちよち歩きの一歳の女の子も頭をなでなで、ゴキゲンで
「はじめくん」とお散歩してます、というほのぼの映像なのでした。
かつて、昭和の北海道のおウチには一家に一頭(笑)
あの木彫りのくまさんがいましたよね~。
お土産で買ったり、もらったり、お祝い事でいただいたり、
どこのおウチにもさまざまなスタイルの木彫りのクマさんがいたっけ。
北海道名物の木彫りの熊の発祥は、
明治維新以後、尾張徳川家の旧藩士らが開拓した八雲町。
19代当主の徳川義親が旅先のスイスから熊の木彫りの民芸品を持ち帰り、
農民たちの副業、生活向上のために木彫りを推奨したのがはじまり。
当初は素朴な木彫りだったようですが、
八雲町内には農民美術研究会ができ、レベルはどんどん向上、
やがて北海道名物の民芸品としてブランド力を高めていったのです。
たしかに、単なるお土産の域を超えた芸術的魅力がありました。
生まれ育った室蘭の実家の床の間にも鎮座しておりましたよ。
それはそれは、毛並みの美しい、鮭をくわえた木彫りのクマさんが。
木彫りクマの彫り方にはダイナミックな「面彫り」と、
本物の毛並みを思わせる「毛彫り」がありますが、
今思えば、記憶の中の、ウチのクマさんは「毛彫り」でしたね~。
ぬいぐるみやお人形が大好きだったおかっぱ頭のあの頃、、
幼心にウチのクマさんは、とびきり「ハンサムさん」だと思っていたなぁ。
一本一本の毛並みが流れるように繊細に彫られた華奢な体型で
よそのおウチの荒削りな面彫りのクマさんよりもずっとカッコいいってね。
かなり大好きだったんだよなぁ、寒いお座敷の床の間の前にちんまり座って、
堅い木彫りのクマさんの背中を、なでなでしていた記憶がある。
だからね、昨日の映像の女の子の気持がちょっと想像できる。
彼女にとって「はじめくん」は、もしかしたら、
人生初のボーイフレンド1号だったのかもしれないよ。
いとおしげに堅い頭をなでなでする恋心、ちょっとわかる(笑)
懐かしい昭和の思い出が
まさかの令和のほのぼの映像で蘇りました。
一家に一頭生息していた、木彫りのクマさんたち。
みんな、今は、どこにいったのかなぁ。
令和の今なら、
キャスター着けて動けるんだよ。
置物だって、動ける時代がきたんだよ。
木彫りのクマさんを探せ!
(写真は)
現在の我が家に
生息するクマさんを発見。
琉球張り子の金太郎さんと一緒♪


