朝市のチーズ

眠くても

並んでも

食べたい

とっておきの

朝市のチーズ

卵の高騰、品不足。

牛乳消費量低下が拍車をかける酪農の危機。

私たちの豊かな食を支えてくれる北海道農業が苦境にあえぐ中、

本日4月9日統一地方選挙の投票日となりました。

地域の現在と未来を託すべきリーダーを決める大切な選挙です。

夫と二人、午前中のうちに投票をすませてから、

まもなく93歳になる高齢の母を迎えに行って投票所へ。

それぞれの一票にそれぞれの思いを託す日ですね。

コロナ禍による牛乳や乳製品の消費量の低下、飼料価格の高騰などで

経営危機となり、離農せざるを得ない酪農家のニュースを見るたびに

幼い頃、よく行った旧早来町の母の実家の風景を思い出します。

赤いサイロ、緑豊かな牧草地でのんびり草をはむ牛たちが暮らす牧場が

ひとつ、またひとつと消えようとしているかと思うと、

胸がしめつけられるような痛みを感じます。

せめて、牛乳を、乳製品をたくさんたくさんいただこう。

夫はここ最近、長風呂の後の飲み物は北海道産の牛乳にチェンジ。

大きなグラスに氷を入れて、ごくごく、ごくごく、

育ち盛りの中高生のように飲み干しています。

さらに我が家の食卓には北海道産のチーズが毎週レギュラー登板。

先週までは旧早来町の「夢民舎」のクリームチーズ、

そしてこの週末は滝上町の素敵なナチュラルチーズが

新たに食卓に花を添えてくれましたよ。

チーズ工房「月のチーズ フレッシュクリームチーズ」。

ブルーに縁どられた容器には三日月のお月さまが笑っているイラストが。

眺めているだけでほっこり幸せな気持ちになるヴィジュアルですが、

その中のクリームチーズをひと口食べると、もう天国♪

口に含むとす~っと溶けていく・・・

かろやかで、まるで天使の羽のような口当たり・・・

同時にまろやかでクリーミーなミルクの香りと味わいが

お口と鼻腔いっぱいに広がっていくのよ。

2007年、オホーツク滝上町に誕生したチーズ工房「月のチーズ」。

代表の月村さんはナチュラルチーズ輸入会社営業職から転身した

オホーツクナチュラルチーズ新世代で、目指した理想形は

「パリの朝市のチーズ」なんだそうです。

パリの人々が毎日朝市で量り売りで買うフレッシュチーズの味。

「うちの朝食にはこのチーズ」と、眠くても、休日の朝でも起き出して、

朝市の列に並んで求める、その日できたてのフレッシュチーズ。

それは、かつての日本の朝の風景、鍋を持って買いにいった豆腐屋さんの

あの作りたての豆腐の味と通じるものがあります。

またひとつ、食の記憶が蘇る。

子供の頃、日曜日の朝、鍋やボウルを持っておつかいにいった、

あの角を曲がったところにある間嶋豆腐店の、そう間嶋さんのお豆腐だ。

入口の大きな釜の前ではおばさんが三角形の油揚げを揚げていたっけ。

懐かしい風景と、パリの朝市が、美味しくシンクロする。

オホーツクの「月のチーズ」。

ひと口含んだだけで幸せになる。

北海道の牛乳はやさしいチーズになるんだよ。

朝市のチーズにぞっこんの週末。

(写真は)

滝上町の「月のチーズ」

添加物は一切不使用

北海道の牛乳が生んだ朝市のチーズ