風のように
チョキチョキ
ぺたぺた
はさみとテープの
楽しい魔法使い
風のようにさよなら
え~っと、確か、立夏も過ぎて暦の上では「夏」なのに、
今朝は窓を開けると、まるで春の初めのような肌寒さにぶるっ!
今日はトレンチコートにストールの出番かもしれませんねぇ。
頑張って咲き続けてくれている八重桜も寒そうです。
そんな今朝の新聞、「卓上四季」も「天声人語」も
みんなが大好きだったあの人を偲ぶ文章が綴られていました。
NHKの幼児番組「できるかな」でおなじみだった「ノッポさん」こと
俳優で作家の高見のっぽさんが昨年秋に88歳で亡くなっていたことが
89歳の誕生日である昨日、公表されました。
1970年から20年間続いた「できるかな」。
チューリップハットをかぶったノッポさんがはさみでチョキチョキ、
テープでぺたぺたすると、あ~ら不思議、牛乳パックや洗濯はさみが
動物やロケットになる楽しい工作は、まるで魔法のようだった。
番組をリアルタイムで観たことはありませんでしたが、
小さな息子と一緒に、おそらく再放送かスペシャル放送で
パントマイムのように黙ったまま喋らないノッポさんの
それは饒舌で楽しい工作にワクワクした記憶があります。
ノッポさんは「子ども目線」という言葉が嫌いだったといいます。
「自分が小さかったころをよ~く思い出してみるといいのです。
決して見下すような相手じゃないでしょう」と語り、
「子ども」と言わず「小さい人」と呼んでいました。
ハッとする。
母親として、息子を上から目線で「教育」していなかったか。
あなたのため、あなたが困らないようにと、先廻りして、
あれこれ口うるさく「指導」し、自分の思い通りの「理想」の子どもに
無理やりはめようとしたことが、一度たりともなかっただろうか。
自信は、ない。
「小さな人」の創造性を大切にし続けたノッポさんは
本当に素敵な「大きな人」だった
人間は寿命が来れば亡くなるのが当たり前。自分の死に関して
大げさにしたくないと半年は伏せるように家族に言い残していたそうです。
「僕は風のように逝くからね。見ててよね」。
生前のノッポさんの口癖です。
はさみとテープの魔法使いは黙って笑顔のまま、風になった。
カッコイイ大きい人だった。
さよなら。
ノッポさん。
(写真は)
肌寒さにも
負けない八重桜
風のように逝く
そんな大きい人がいた
☆☆☆本日5月11日(木)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演させていただきます。
立夏すぎて爽やかな季節、どんな話題に出会えるのか、
ワクワクドキドキで行ってきまーす!


