幻のピノノワール

いつ

どこで

出会えるのか

味わえるのか

幻のピノ・ノワール

今朝も抜けるような青空が広がっています。

円山や神宮の森から遊びにやってきた野鳥たちがご機嫌に歌い、

爽やかでやわらかい五月の風がそっと頬を撫でていきます。

しつこようですが(笑)、北海道の初夏は世界一♪

ということで、先週末、絶好のドライブ日和でおでかけした

「初夏の余市ワイナリ―巡り」リポートその⑥であります。

札幌を朝9時半に出発、高速道路を快適に走り1時間で余市到着、

「エルラプラザ」で情報収集後、日本一美しいワイナリーと呼ばれる

「Occi Gabiワイナリー」で早いランチとシャルドネスパークリングを楽しみ、

絶景の試飲カウンターでティスティング、自慢のワインをゲット。

さらに、ナチュラルワイン好きの息子が誕生日に贈ってくれた

「モンガク谷ワイナリー」を訪問。家族経営の小規模ワイナリーで、

現在は非公開、販売もしていないため、美しいヴィンヤードと

札幌軟石の醸造庫を小道からそっと眺めさせてもらいました。

風が吹き抜ける緑の谷にぽつんと佇むワイナリー」は

なだらかな斜面に美しいヴィンヤード(葡萄畑)が広がっていて、

その小高い丘をのぼりきった向こうには青い海が見えるそうです。

絵本の世界のようなモンガク谷、循環型ワイナリーの物語から

目が離せなくなりそうです。

さあ、美しいワイナリーを健気に守る2匹の番犬クンに別れを告げ、

日帰りの余市ワイナリー巡り、ラストの目的地へ。

今、日本で、最も入手困難とされる「幻のピノ・ノワール」を醸す、

ワイン好き垂涎の注目ワイナリーへ向かいます。

その名は「ドメーヌ・タカヒコ」。

フランスブルゴーニュ地方を代表する品種ピノ・ノワールのみを

余市で化学農薬、化学肥料を使わずに栽培、醸造する家族経営のワイナリーで

そのワインが市場に出ると「蒸発」するようにあっという間に完売、

今やドメーヌ・タカヒコ=「幻のワイン」と呼ばれているのです。

国内のワイナリーで多くのワインを手掛けた若手醸造家曽我貴彦さんが

余市の気候・風土に惹かれ、2010年小高い丘にワイナリーを開業。

「醸造家ではなく、ヴィニュロン(農夫)でいたい」という哲学から

生まれるワインはこの土地の土壌の個性が最大限に引き出された傑作。

余市のテロワールを凝縮したドメーヌ・タカヒコのワインは

直接販売はされておらず、余市町内のワインショップでも入手不能、

取引のあるごく一部のレストランで出会えるか、

もしくはネットのプレミアム価格で手に入れるか・・・というわけで、

現地までドライブしても会えない「幻のピノ・ノワール」なのね。

せめて、非公開のワイナリーの看板だけでも拝みたい・・・。

ワインツーリズムの情報拠点「エルラプラザ」のスタッフさんから

「畑に立ち入らずにそっと拝見するのは大丈夫ですよ」と伺っていたので、

マナーをしっかり守って、ワイン党垂涎のワイナリーへ向かいます。

「モンガク谷ワイナリー」の緑の谷から海に向かって少し走ると

ほどなく小高い丘へ続く細い小道がありました。

案内板も何も在りませんが・・・地図上では・・・この先のはず。

繊細な葡萄畑を驚かさないよう、静かに静かに進むと・・・

日本で一番入手困難なワイン。

幻のピノ・ノワールの畑があった。

美しい風景に感動。

明日へと続く。

(写真は)

「ドメーヌ・タカヒコ」

そっと掲げられた看板からも

オーラが漂ってくる