余市テロワール

山と森と海と谷と

まちとひとと

土地の魅力が

手を取り合う

余市テロワール

早朝の曇り模様から空のご機嫌も復活、最高の皐月晴れです。

真っ青な空に白い雲がたなびき・・・あれ・・・?

爽やかな緑の円山あたりから・・・セミの鳴き声???

桜が終わった初夏から鳴きだす森林性のエゾハルゼミですね~。

余市の森でも元気に鳴いているかも。

先週末、絶好のドライブ日和に誘わておでかけした

「初夏の余市ワイナリ―巡り」リポートその⑦。

札幌を朝9時半に出発、高速道路を快適に走り1時間で余市へ。

その日に思いついた日帰りワイナリー巡りでしたが、

まずはJR余市駅併設の「エルラプラザ」で情報収集、

公開中のワイナリーやお目当てのワイナリ―の場所などや

ワインツーリズムのマナーも確認、頼れる旅の情報拠点でした。

日本一美しいワイナリーと呼ばれる「Occi Gabiワイナリー」では

絶景レストランでシャルドネ・スパークリングとともに早いランチを満喫。

ナチュラルワイン好きの息子が誕生日に贈ってくれたワインの中の1本、

「モンガク谷ワイナリー」は絵本の世界のような佇まいでした。

さらに、今、日本で最も入手困難とされる「幻のワイン」を醸す、

「ドメーヌ・タカヒコ」へも立ち寄り、美しいヴィンヤードをそっと拝見。

今回は3軒のワイナリーを巡りましたが、現在、余市に16軒、

仁木に5軒のワイナリーが開業、ワイン用ブドウ栽培農家は60軒、

まだまだ眺めてみたいヴィンヤードはいっぱいですね~。

北海道の西部・積丹半島の付け根に位置する余市は

道内では比較的温暖な気候に恵まれ、昔から果樹栽培が盛んなエリアです。

おいしい果物が採れる土地なら、おいしいワインができるはず。

生産者や醸造家が幾多の試練を乗り越え、努力を重ねてきた結果が

余市ワインツーリズムという形に結実しているとも言えます。

現在では栽培が難しいとされるピノ・ノワールやピノ・グリ、シャルドネなど

フランス系品種の収穫量も増えてきて、素晴しいワイが生まれています。

世界が認めるピノ・ノワールを生み出した「ドメーヌ・タカヒコ」の

曽我貴彦さんがあるインタビューでこんなことを語っていました。

余市の気候、そこで培われた土壌の個性を最大限に引き出し、

ワインを通じて「誰にもマネできない世界」を作り出したい、と。

フランス・ブルゴーニュの代表品種を、余市で作る。

その土地の個性を知り、逆らわずに、葡萄を育てワインを醸す。

それはまさに、葡萄畑を取り巻く自然慣用要因が

ワイン特有の個性を表す「テロワール」という考え方そのもの。

余市のサラサラしたパウダースノーが葡萄の木を凍結から守り、

雨の多い気候が繊細でうまみのあるピノ・ノワールになるのだそうです。

今や「幻のワイン」と評されますが、曽我さんは自分一人が大規模化するより

余市に100軒のワイナリーができた方がワインと産地として幸せだと語ります。

山と森と海と谷とまちとひとがつながって色々な個性豊かなワインが生まれ余る。

注目のナチュラルワインに取り組むワイナリーも増えています。

余市テロワールにぞっこん。

今度は夏の盛りに訪れてみようか。

収穫時期の秋も、雪のヴィンヤードも見てみたい。

四季折々、いつでも美味しいワインがある。

(写真は)

「ドメーヌ・タカヒコ」の

美しい葡萄畑。

幻のピノ・ノワールが

すくすく育っていました