紫陽花前線

涼やか

爽やか

雨が似合う

七色の花

紫陽花前線北上中

停滞する梅雨前線の影響で雨雲が次々に流れ込み、

九州など各地で線状降水帯が発生、局地的に激しい雨が降り続き、

土砂災害などへの厳重警戒が高まり、心配な状況が続いています。

しとしと風情ある梅雨のイメージは近年激変していますね。

札幌は朝早くは朝日が輝いていましたが、徐々に雲が出てきて、

湿度の高いちょっと憂鬱な曇り空となってきました。

それでも7月の早朝の空気は緑の清々しい香りが心地よく、

新聞を取りにいったついでに、ちょっと外に出て深呼吸。

う~ん、気持ちいい、1週間の始まりの月曜日、よきスタート♪

と、背伸びしながら眺めたマンション前の桜並木の植込みに

涼やかで爽やかな青紫色の花が咲き始めていました。

今年も紫陽花ロードの季節到来です。

桜から芍薬の季節を経て、潤いある紫陽花へバトンが渡りました。

マンションが新築だった頃に当時の管理人さんが植えてくれた紫陽花は

今では大人の背丈ほどの立派な株に大きく成長し、

毎年この季節になると美しい花を咲かせくれます。

なんだか可愛い我が子の成長を見るようで、いとおしくなる。

紫陽花の英語名は「Hydrangea」。

ギリシャ語の「Hydro(水)」と「angeion(器)」が語源とされ、

つまり、紫陽花は「水の器」という意味。

雨が似合う花にふさわしい名前なのですね。

紫陽花は葉が大きくて数も多いため、水分をたっぷり蓄えた花。

とはいえ、雨が好きだからと日陰で育てると花のつきが悪くなります。

体内にたくさん水を蓄える分だけ葉から水分を発散する「蒸散」が大きく、

よく日の当たる場所でたっぷり水やりをしてあげる必要があるそうです。

そんな紫陽花の開花日を当日線で結んだのが紫陽花前線。

例年5月末の九州南部から始まり、しだいに北上します。

さてさて、紫陽花前線2023、今頃どのあたりかしら?

ウェザーニュースのHPをチェックしてみると・・・

7月3日現在、東北地方まで到達、「見頃」「もうすぐ見頃」とのこと。

そして、北海道は・・・道南を中心に「色づきはじめ」となっています。

確かに我が家前の紫陽花ロードもこれから咲きそうなつぼみがいっぱい。

雨が似合う「水の器」紫陽花の見頃はまだまだしばらく続きそう。

紫陽花は少しずつ色が変わることから

「移り気」「浮気」「七変化」などの花言葉がありますが、

紫陽花に罪はない(笑)ちょっとかわいそうな気もします。

でも、色によって花言葉は異なるようです。

紫や青の紫陽花には「冷淡」「無情」などの花言葉がある一方、

「知的」「神秘的」「辛抱強い愛」と素敵な花言葉もありました。

「辛抱強い愛」は江戸時代のドイツ人の医者シーボルトが愛した

日本人女性お滝さんがモチーフとされています。

スパイ容疑をかけられドイツへ帰国せざるを得なくなったシーボルトは

日本で採った紫陽花にお滝さんの名前をとり「オタクサ」と名付けました。

この二人の恋愛物語から青紫の紫陽花に「辛抱強い愛」という、

すこし切ない花言葉がつけられたと言われています。

物憂げな7月の曇り空のもと、

涼やかに爽やかな咲いた青い紫陽花の花。

浮気性には見えないよ、知的で神秘的で辛抱強い愛の花だよ。

紫陽花前線2023、まもなく北海道に本格上陸です。

(写真は)

美しい水の器

紫陽花ロード2023

開花宣言