万葉うなぎ

日本の夏は

暑い

だから

しっかり食べよう

万葉うなぎ

「連日の暑さ うんざり」

北海道新聞朝刊の見出しに、うんうんうなづく朝。

昨夜の札幌の最低気温は26度、立派な熱帯夜、寝苦しかった~。

グテーレス国連事務総長の「地球沸騰」警告、マジに実感します。

日本列島は昨日も強い太平洋高気圧に覆われ、気温が上昇。

全国914の観測地点のうち220地点が最高気温35度以上の猛暑日となり、

埼玉県鳩山町で全国最高となる39.6度、群馬県伊勢崎市39.5度、

埼玉県熊谷市39.1度、栃木県佐野市39度など、沸騰・・・。

これまでの夏の常識を超える災害レベルの暑さ、

エアコン、扇風機、使えるものは使って、こまめに水分補給、

とにかく無理しない、カラダを守ることを最優先に過ごす今日この頃、

昨日もしっかり夏バテ防止メニューをいただきましたよ。

昨日7月30日は土用丑の日。

夏野菜たっぷりの食卓にメインは鰻丼!

頂き物の国産高級鰻を今年は十六穀米に載せて、ぱくぱく。

香り高くふんわりした鰻、一口食べるたびに元気がチャージされていく。

鰻はビタミンA群やB群が豊富含まれ疲労回復や食欲増進効果があるとされ、

江戸時代から「土用丑の日」には鰻が食べられていますが、

実はもっともっと昔、1200年以上前の奈良時代から

鰻は夏バテ防止の食べ物として知られていたようです。

「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに 吉しといふ物ぞ 武奈伎とり食せ」

万葉集の編纂にもかかわった有名な歌人大伴家持が詠んだ和歌。

「武奈伎」とは、むなぎ=うなぎ=鰻のこと。

鰻に関するこんなユーモラスな歌が万葉集に収められていました。

夏バテでげっそり痩せてしまった友人の石麻呂に

「石麻呂よ、夏痩せによいという鰻を獲って食べなさい」と勧めた歌。

親しい友人にわざわざ「吾もの申す」とかしこまった表現をしているのも

なんとも二人の仲良しぶりを表しているようでほっこりしますね。

家持も痩せ型だったとされ、同じくスリムな友人の夏バテを案じて

「僕も人の事言えない痩せだけどさ、キミのこと心配だからさ、

夏バテにいい鰻でも獲って食べておけよ」なんてね、

軽いノリでLINEしたみたいな感覚かもしれない。

万葉集というと、なんだか難しい古典というイメージですが、

1200年前の人々の暮らし、日常、悲喜こもごもの感情が

和歌という短文で表現されているわけで、

それって現代のSNSの短文投稿に近いようにも思えてきます。

連日の猛暑。

大友家持さんの万葉うなぎの歌に

「いいね!」と送りたい

令和の土用の丑の日なのでした。

(写真は)

美味しい鰻は

十六穀米にもよく合う

令和うなぎで

夏バテ防止♪