砂漠のおもてなし
暑いよね
疲れたよね
おなかすいてない
いっぱい食べてね
砂漠のおもてなし
どこまで続く連続真夏日記録、とうとう38日連続達成。
札幌も最高気温35.6度と3日連続の猛暑日、夜は熱帯夜と危険な残暑。
とにかく無理せず、エアコンのある室内で安全確保を図る週末、
しっかり食べて、ちゃんと休養を心がけておりますよ。
とことん暑い残暑は、とことん暑い地域のお料理だ。
ってことで、この週末、新作レシピに挑戦してみました。
とことん暑い場所と言えば・・・そうサハラ砂漠。
誇り高き砂漠の民ベルベル人の絶品料理であります。
ベルベル人とは北アフリカの広い地域に古くから暮らし、
文化的な独自性を維持する先住民族でモロッコ、アルジェリア、北部マリ、
モーリタニア、チュニジア、西部エジプトなどをはじめ
現在ではヨーロッパ諸国に移民として暮らしている人も多く存在します。
古くから北アフリカに広がる広大なサハラ砂漠で生きてきたベルベル人は
お客をとても大切にし、心をこめてもてなす民として知られ
「灼熱の砂漠を飲まず食わずで旅してきた旅人かもしれない」という思いから
彼らが大切にしてきた伝統料理をおしげなく振舞うのだそうです。
その一つが「ベルベルオムレツ」。
先日のテレビ番組で敬愛するタサン志麻さんがこの料理を紹介していて、
はじめて知ったのですが、そのエキゾチックな名前の響きと、
あまりに簡単で美味しそうな一皿に俄然興味を持ったのであります。
ちょっと調べてみると、ベルベル人のお料理は絶品らしく、
その中でも代表的なのがこの「ベルベルオムレツ」。
砂漠で重宝されるとんがり帽子の調理器具「タジン鍋」を使って
卵、トマト、クミンなど身近な食材でシンプルに作る伝統料理です。
もちろん、タジン鍋がなくてもフライパンでできちゃいます。
志麻さんレシピは卵とトマト、玉ねぎだけのシンプルなオムレツでしたが、
現地ではお肉を入れることもあるそうなので、夏バテ防止に
今回は合いびき肉も使って栄養補給、ボリュームを出しましょう。
作り方は超簡単。フライパンにオリーブオイルを入れてクミンシードをたっぷり、
焦がさないように弱火で香りを出します。ベルベルオムレツのポイントは、
このスパイス、パウダーでもOKですが、クミンさえあれば、
灼熱のサハラ砂漠の鉄板料理にぐんと近づきます。
クミンの香りが出たら、にんにく、玉ねぎ加え、甘みが出るまで炒め、
合いびき肉も投入して炒め、レッドペッパーも振り、色が変わったら、
ざく切りのトマトをたっぷり加え少し強めに塩をし、水分が飛ぶまで煮詰め、
溶いた卵を流し入れ、蓋をして半熟になるまで蒸し焼きしたら完成。
砂漠のテントの中でもタジン鍋ひとつでできるシンプルクッキング。
本来はタジン鍋のとんがり帽子を外して熱々の鍋からみんなでシェアしながら
なかよくつついて戴くベルベルオムレツ、サハラ砂漠並みに暑い猛暑日の札幌、
沖縄のやちむんのお皿に盛りつけ、ミントをトッピングして完成。
さあ、この夏の新作「ベルベルオムレツ」召し上がれ~♪
とろとろ半熟状になった熱々のオムレツを木のお匙ですくってパクリ、
うっひょ~~~!!!マジ、美味い~~~~!!!
シンプルな材料、作り方なのに、クミンの香りと卵とトマトと玉ねぎなどの
旨みがまるでペルシャ絨毯のように重層的奥深い味わいになっているのだ。
世にオムレツは数あれど、まだまだ知らないオムレツがあった。
何日も何日も灼熱の砂漠を旅して、たどりついたテントで
こんなベルベルオムレツを出されたら、旅の疲れも暑さも吹き飛ぶよね。
暑かったね、疲れたね、どうぞ休んで、たっぷり召し上がれ。
砂漠の民のおもてなしの心が、一番のスパイスなのかもしれない。
連続真夏日も
連続熱帯夜も
ベルベルオムレツで乗り切れそう。
砂漠のおもてなしに感謝。
(写真は)
猛暑の新作
「ベルベルオムレツ」
今回はミントを添えましたが
パクチーやタイムも合うらしいよ


