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秋が来た。

今朝、はっきりと秋の到来を感じました。

青い空は高く澄み渡り、カラッと爽やかな風が窓のカーテンを揺らしている。

う~ん、昨夜もぐっすり熟睡できたし、これがいつもの札幌の9月よね。

朝5時半の気温が17度、コーヒーを淹れながら、迷った。

まだアイスでいい?そろそろ温かいコーヒーにする?

平和な自問自答を繰り返し、とりあえず行く夏を惜しんでアイスに。

でも素足がちょっと冷たくて、ソックス履いちゃった!

今季初ソックス、秋来ぬ。

5年前のあの日もこんな爽やかな初秋の日和だっことを思い出します。

44人が犠牲となった胆振東部地震から5年の昨日、

HBC「今日ドキッ!」では中継を交えて復興への歩みを進める被災地の今、

そして迫る巨大地震への備えについて特集を組み、

私もコメンテーターとして出演させていただきました。

土砂災害によって最大の犠牲者が出た厚真町吉野地区のいま。

ブラックアウトが起きるまで17分間に何が起こっていたのか。

札幌の液状化現象の復旧工事、巨大地震に向けての先進地の取り組みなど

多角的に掘り下げた番組のなかで特に印象的だったのが「山津波」でした。

多くの人の命を奪った厚真町の地震による土砂災害。

「6秒で来た」。当時を知る被災地の人の証言です。

グラッと揺れを感じた6秒後に凄まじい土砂が襲ってきたのだそうです。

逃げることなどできない「山津波」。

人間の理解を超えた自然の破壊的な脅威に慄然としました。

胆振東部地震による「山津波」の崩壊面積は明治期以降、国内で一番。

その大きな要因が樽前山、恵庭岳からの火山灰が広く分布した地層で、

火山灰・軽石層は保水力が高く、地震の揺れでつぶれて滑りやすくなり、

山肌が崩壊したと考えられると専門家が分析していました。

さらに北海道の40%は厚真と同じ火山灰土壌なのに、

国は急な傾斜地について大雨による土砂災害警戒区域を指定していて

工事をしたり、住民に危険性を知らせたりしていますが、

地震による土砂災害のリスクがある傾斜地については「指定」も

「ハザードマップ」もなく、早急な対策が必要だと指摘します。

確かに。洪水や浸水被害などのハザードマップはあっても、

地震による土砂災害のハザードマップは見たことがありません。

3・11の教訓から海の津波への警戒体制は強化されつつありますが、

地震による「山津波」への対策は不十分と言わざるを得ません。

地震国、なのに。

日常を営む暮らしの足元の下の下。

その土壌がどうなっているのか、地震の揺れに脆い火山灰土壌なのか。

もしそうだったら、ハード面・ソフト面でどんな対策ができるのか。

知らなければ、対策もできない。

北海道全域の詳細な土壌調査にはお金も時間もかかるだろうけれど、

おおまかな目安でも、知りたいと切実に思いました。

防災グッズを備え、見直し、また備え、避難経路を確認したりなどなど、

私たちは私たちで今できることをする一方で、

住民を守るために必要な調査、研究には積極的な支援がほしい。

この美しい青い惑星の

地殻に潜む膨大なエネルギーが

地表のすぐ下に及ぼす災害。

地球を知らねば、防災は難しいと実感した9月6日だった。

(写真は)

秋来ぬ

佐賀県伊万里

いのうえオーチャードの

宝石なような葡萄が届く