ハードなブラック
ハード
ブラック
それとも
ファーム
当世鉛筆事情
秋の三連休が最後の残暑になるかもしれませんね。
昨日の敬老の日は少しむしむし蒸し暑さがぶり返したようですが、
今朝は湿度は高いものの、ちょっと物憂げな曇り空。
明日あたりから、また季節は秋へと歩みを進めそうです。
今週末は秋のお彼岸、暑さ寒さも彼岸まで、かな。
「ハードなブラック お姉さんの証?」
朝刊の教育面に面白い見出しが載っていました。
ハード、ブラック、お姉さんの証、何の事かといえば、鉛筆のお話。
学校現場から「HB」の鉛筆がなくなりつつあるのだそうです。
小学校の入学のしおりには「2Bの鉛筆を持たせてください」と
記載されているようですが、数年前までは新入生や低学年でも
HBの鉛筆を使っているケースもあったそうです。が、今では
高学年でもB以上の濃い鉛筆に使用が目立つのだとか。
三菱鉛筆によると2001年の学童向け鉛筆の販売割合は
2Bが50.6%、HBが14%から2022年には2Bが74.8%、HBは6.7%に減少。
トンボ鉛筆のデータでは学童と一般を合わせた販売実績で
1999年は2B22.1%、HB44%だった割合が
22年には2B53.9%、HB20.2%と逆転しています。
ICT化が進み、業務用のHBが減少したことで2Bの構成比が高まっている面も
ありますが、学校現場でHBの姿が消えつつある傾向は顕著らしい。
子どもの筆圧が弱くなっているとの見方もありますが、一概にそうとも言えず、
総合的には長く書いても疲れない2Bがよく使われるようになったみたい。
昭和世代にとっては、確かにHBは、ちょっと大人な鉛筆だった。
濃くて柔らかい2BからB、少し固めのHBへと筆箱の中が替わっていくのは
少しずつ大人の階段を昇って行くような高揚感があったものだ。
そう、HBは「お姉さんの証」だったな~。
でも、筆圧の強い子だった私はHBやHのような固い鉛筆だと、
しばしば芯がポキンと折れたり、プリント用紙が固い先で破れたり、
結構な頻度で鉛筆アクシデントが起こっていたので、
正直、「Bとか2Bとかに戻りたい」と内心軽く後悔したものだ(笑)
ちなみに、この記事で、はじめてHとBの意味を知りました。
「H」は「ハード(固い)」「B」は「ブラック(黒い)」
HBとHの間の「F」は「ファーム(しっかりした)」という意味だとか。
へ~、知らなかった~、そうだったんだ。
鉛筆は明治維新の際にドイツから入り、英国に学んで一般的になり、
分類も欧州のものが踏襲されているそうですが、
なぜ「ハード」に対して「ブラック」なのかは、謎らしい。
確かに、不思議。
鉛筆は今や投票の時くらいしか使わなくなりましたが、
ハードでブラックな謎を秘めた永遠の筆記具。
あの木の匂い、黒い芯の匂い、懐かしいな。
たまには鉛筆でメモとってみようかな。
(写真は)
敬老の日のデザートが
自家製チョコレートムース
色の濃さは・・・2B?


