サラダをどうぞ

さあ、

召し上がれ

みんなが

大好きな

サラダをどうぞ

秋分の日が明けた今朝は爽やかな秋晴れの青空が広がっています。

今日から夜が少しずつ長くなり、昼が少しずつ短くなり、

季節は確実に歩みを進め、一歩ずつ、あぁ冬へと向かうのね~。

勝手なもので、こうなると、あの猛暑が懐かしくなってくる。

秋のお彼岸のお墓参りに出かけた昨日は午前中にいきなりの雷雨、

お参りを済ませた頃には雨は上がりましたが、

一気に空気がひんやり、薄手のブラウスでは肌寒いほどで

1日の中での急激な天気の変化、気温差、まさに秋の空はきまぐれです。

一方、そんな秋は、嬉しい実りの季節。

このところ、食卓への登板回数がぐんと増えたのが、じゃがいも。

昨年は雨が少なく、小粒のものが多かったじゃがいもですが、

今年は猛暑酷暑にも負けず大粒そろいのようですね。

さっそく、今週は定番のポテトサラダにしました。

我が家のポテサラは玉ねぎ、茹で卵にたっぷりの粒マスタードを入れます。

甘くほくほくの道産じゃがいもの味わいがさらに引き立つのよね~。

あえてキュウリは入れずに、ほっくりを活かすのが野宮流。

日本の家庭料理のレギュラー選手であるポテサラはもはや和食。

それぞれのおウチでそれぞれの自慢のポテサラレシピがあるはず。

ウインナー、コーン、ツナ、ちくわ、焼き鮭、たらこ、明太子などなど

合わせる具材も色々、キッチンの数だけポテサラがあるのだ。

そもそもポテサラの起源は諸説あるようですが、

19世紀にロシアのモスクワにあるレストラン「エルミタージュ」のシェフ、

リュシアン・オリヴィエが考案したオリヴィエサラダ説が有力。

厳寒のロシアでは生野菜が乏しく、サラダにじゃがいもを使ったようです。

150年前のロシア発祥のポテトサラダは世界各国に広がり、

フランスやアメリカでは酢を利かせたさっぱり系のポテサラ、

トルコやギリシャではタラコを加えたタラモサラダに発展、

日本ではマヨネーズを使ったコクのあるまろやかなポテサラになりました。

その昔、ソウル五輪直前の韓国取材で市内の一般家庭にお邪魔した時、

おもてなしの心に溢れたお国柄、心尽くしの手料理が並ぶなか、

「さあ、サラダをどうぞ!」と、

いの一番にその家の奨めてくれたのが、ポテトサラダでした。

茹でたじゃがいもや人参などを角切りにしてマヨネーズで和え、

缶詰のフルーツや茹で卵で飾られた華やかなポテサラは

日本と同じように、みんな大好きな、そして自慢の一品だったのですね。

19世紀のロシア生まれのサラダが世界各国で根づき愛されている。

おいしいお料理は軽やかに国境を越えていくのだ。

サラダをどうぞ。

ウチの自慢のポテサラを召し上がれ。

粒マスタードが味の秘密よ。

ポテサラで世界はつながっている。

(写真は)

この秋いちばんの

我が家のポテサラ

イタリアンパセリで

飾ってみたよ