ちゃうでの謎
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熱々の蒸篭の蓋を開ける
ふわぁ~っと湯気が上がる
「うわぁ!肉まんだぁ~」な~んて言ってはいけない、
「肉まんちゃうで、豚まんやで!」
その場に大阪ケンミンがいたら、絶対そう突っ込まれている(笑)
だって、大阪自慢「蓬莱551」の「豚まん」なんですもの。
「肉まんちゃうで、豚まんたで!」のフレーズは
公式HPや広告コピーでおなじみ、コレは、絶対「豚まん」なのだ。
関西フェアで仕入れていた蓬莱551の豚まんは
1946年誕生以来、大阪人に愛され続け、1日の平均販売個数約17万個、
創業以来、変わらぬ製法で作られるボリューム満点の看板商品。
リスペクトを込めて、蒸篭で蒸しあげていただきました。
ほかほかの生地、ゴロゴロボリュームある豚肉の具材がベストマッチ、
「やっぱ、美味しいね、蓬莱の肉まん、あ、いやいや、豚まん」と
ノリツッコミしながら、夫婦でおいしく味わった次第でありました。
だって、北海道ではもっぱら「肉まん」って呼ぶものね。
蓬莱のHPに「なぜ『豚まん』と呼ばれる?」とその謎が明かされていました。
戦前から神戸元町で人気のあった小ぶりの「豚饅頭」を大阪人の好みにあわせ、
大きめの仕上げ、商品名も「豚饅頭」ではなく「豚まん」に。
ズバリわかりやすいネーミングであるうえ、言葉の歯切れがよく口に出しやすい。
さらに大きな理由が、関西では一般的に「肉=牛肉」を指すこと。
「肉まん」というと牛肉の饅頭を指してしまうので
豚肉たっぷりの饅頭は「豚まん」と名付けたのだそうです。
ゆえに「肉まんちゃうで、豚まんやで!」となるわけですね。
「ちゃうでの謎」がとけました。
なるほど、肉=牛肉だからの決めフレーズだったということか。
大阪人の歴史と誇りが詰まった「豚まん」。
ん?待てよ、北海道人にも似たようなプライドがあるぞ。
そうだ、多くの道産子にとって、肉=豚肉、ではありませんか。
子どもの頃、「すき焼き」と言えば、豚肉のすき焼きだったし、
故郷室蘭のソウルフード「室蘭焼き鳥」は焼き鳥だけど豚肉。
函館のハセガワストアの焼問い弁当もしっかり豚肉だし。
「豚汁」も全国的には「とんじる」が多数派ですが、
北海道的には、力をこめて、みんな「ぶたじる」と呼ぶ。
「とんじるちゃうで、ぶたじるやで!」と
大阪弁で叫びたい北海道人も少なくないと思われる(笑)
あくまで個人の勝手な見解でありますが、
「ぶたじる」は豚肉感が濃厚でお肉もいっぱい入っていそうだけど
「とんじる」だと豚の存在感が希薄でお肉もちょっぴりな感じがする。
いやいや、あくまでも「個人の感想」ですけどね。
北海道には長らく根づく豚肉文化があります。
だとしたら、蓬莱理論ににならって、
今後は「肉まん」→「豚まん」と呼ぶべきかもしれない?
「ちゃうでの謎」、ケンミンの誇りが詰まっていた。
(写真は)
「蓬莱551」の豚まん
肉まんちゃうで、
豚まんやで!
ほんま、うまい


