晩秋海模様

カマス

シイラ

フグが豊漁

命をつなぐサケ

晩秋海模様

今日は立冬イブ。

明日11月8日は早くも暦の上では冬、立冬であります。

晩秋と言えるのも今日までということにもなりますが、

今朝の北海道新聞1面トップは晩秋海模様についての記事でした。

「猛暑 漁に異変」「カマス0.2㌔→11㌧ フグ主産地道内に」

記録的猛暑で海水温が上がり、道内漁業を巡る異変が相次ぎ、道南では

ほとんど姿を見なかった南方系のカマスが10㌧以上も水揚げされたり、

同じ南方系のシイラも前年の30倍近い漁獲量となっているそうです。

シイラって、ハワイの高級魚「マヒマヒ」のこと。

ワイキキのスーパーでもかなりいいお値段で売られている人気のお魚。

宮古島の海を臨むカフェでも名物シイラカレーを食べたことがありますが、

まさか、あのシイラ=マヒマヒが北海道の海で豊漁とは・・・。

さらに今や、フグの水揚げ日本一は、北海道なんだとか。

22年は全国の年間漁獲量6300㌧のうち他軌道が1700㌧占めたらしい。

海の温度が上がり、フグの分布域が年々北方へ移っているためですが、

北海道にはフグを処理できる業者が限られ、道内消費にはなかなか回らず、

未加工のまま本州に出荷されるケースも少なくないようです。

せっかく獲れたカマスやシイラも馴染みのない南のお魚ということで、

販路が確立されておらず、カマスの浜値は1㌔当たり25~30円とか。

なんだか、お魚好きとしては、物凄くもったいなく感じます。

カマスもシイラもめちゃ美味しいお魚、ご近所スーパーに並んでいたら、

きっと絶対手に取って、買っちゃうんだけどなぁ~。

確かに、本来、秋サケやサンマを狙っている漁師さんからすれば、

販売・流通ルートがない南のお魚は価格も期待できず、困りもの。

でも、ちゃんと価値にあった値段がつけば生産者も消費者も助かるわけで、

海の恵みの販売・流通網も海水温の変動に柔軟に対応できるシステムに

なってくれれば、せっかく獲れた海の恵みを無駄にすることもなくなるかも。

カマスもシイラもブリもフグも、大切にいただきたい晩秋。

そんな晩秋の知床の海では壮絶な命をつなぐ営みが行われていました。

「晩秋の知床 傷だらけの婚姻色の群れ」。

今朝の朝刊で見つけた、もう一つの晩秋海模様。

サケが自然産卵のピークを迎えた様子を水中撮影した記事です。

海から川に戻ってきたサケの体は黒ずみ、赤や黄色、紫がまざりあった

婚姻色に染まり、この時季、産卵するメスをめぐって

オス同士の壮絶な争いが繰り広げられているのです。

その命をつなぐ争いは、まさにバトル。

まずオスたちは背びれを立ててお互いの体をきれいに並べ体格比べ。

この時点で小さいオスは勝ち目がないとして不戦敗、退散します。

体格が拮抗したオス同士は、長時間のかみつき合いになるのだそうです。

このバトルに備えて産卵行動を前に背中が盛り上がり、口は大きく長くなり、

大きな歯が出てくるなど体つきが変わるのだとか。

命をつなぐための戦闘モードに身体がトランスフォームするのだ。

決死のバトルを繰り広げるオスたちはどんどん傷だらけになり、

メスは産卵行動後、産卵床を守ってそのまま力尽き、

オスはできるだけ多くのメスと産卵行動を行い、最後は力尽きる・・・。

命をつなぐための壮絶な営み。

子孫を残すために我が身の全てをなげうつサケの一生。

晩秋の知床の海から故郷の川へ戻ってきた彼らの姿は神々しい。

地球の7割を占める海の中、必死に魚たちが生きている。

晩秋海模様、海の恵みに、ただただ感謝なのだった。

☆☆☆本日11月7日(火)HBC「今日ドキッ!」に

コメンテーターとして出演させていただきます。

立冬イブ、どんな話題に出会えるのか、

わくわく&ドキドキで行ってきまーす!

(写真は)

晩秋の海の恵み

道産ホタテとヒラメのお刺し身

感謝していただきます