冬の首里城
薄いブルーの空
流れる白い雲
トゥンジービーサの
肌寒い風にも負けず
冬の首里城
2023年の年の瀬もいよいよ押し迫ってきました。
今日12月28日が仕事納めの人が多いようですね。
年末年始のお買い物、大掃除、年賀状、帰省の準備などなど
世の中は大忙しの12月28日となりました。ああ、大掃除・・・(笑)
と、その前に、2023冬の沖縄旅リポートその⓶をお届けします。
クリスマス前の21日お昼前に氷点下の新千歳空港を飛び立ち、
機内から美しい冬の富士山を眺め、夕刻に那覇空港に到着。
沖縄に今季一番の寒波が到来、「トゥンジービーサ’(冬至寒さ)」の
肌寒い風が2年ぶりの訪問を歓迎してくれました。
沖縄滞在最初の夜は那覇の隠れ家「和洋葡 yoshi」で
ヴァンナチュール(自然派ワイン)とおいしいおつまみでゆるりと更け、
定宿ホテルの心地よいベッドでぐっすり熟睡。
一夜明けた翌朝、沖縄滞在2日目もトゥンジービーサ、寒気が居すわり、
そこそこ肌寒い風がふく薄曇りの冬空ですが、気分は最高。
元気に朝ごはんを食べて、元気にレンタカーで2日目行動開始!
まずは朝の首里城へご挨拶に向かいます。
沖縄の歴史、文化を象徴する首里城は1429年から1879年までの450年間、
独自の文化を育んだ琉球王国の中心として栄華を誇りましたが、
2019年10月31日の火災で正殿をはじめとする9施設が焼失、
現在2026年の完成を目指して復興工事が進められています。
2021年11月の沖縄旅でも復興工事が始まった様子を見ましたが、
あれから工事は順調に進んでいると報道でも伝えられていました。
那覇の街を抜けてなだらかな丘陵が続く城下町首里へ入ると
赤瓦の家々に冬でも鮮やかな南国の花や緑が美しい、
風情ある古都の街並みが見えてきました。やっぱり首里は素敵。
首里城公園の駐車場にレンタカーを止め、開門まもない首里城へ。
朝早い時間なので、観光客の姿はまだまばら、静かな雰囲気です。
小高い丘の上にそびえる首里城、さらに肌寒い風が強く感じますが、
琉球王朝のお役人姿のスタッフが「おはようございます!」と
笑顔でご挨拶をしてくれます。お寒いなか、お疲れさまです。
首里城公園の中に入ると、いつも空気が変わるのを感じます。
曲線を描く城壁で囲まれた首里城は琉球王の居住する王宮だけでなく、
幾つもの御嶽を抱える信仰上の聖地であるからもしれません。
首里城は政治、宗教、文化を象徴する琉球王国の歴史そのものなのです。
1879年(明治12年)春、首里城から国王が追放され「沖縄県」となった後、
首里城は日本軍の駐屯地や各種学校に使われ、1945年に米軍の攻撃により焼失。
戦後、琉球大学のキャンパスがとなり、大学移転後に復元事業が推進され、
2000年1w月には首里城跡が世界遺産に登録されました。
かつて王が統治し、祈り、民が敬い、文化が花開いた首里城。
戦争による焼失の前にも何度も火災に見舞われ、歴史に翻弄され、
やっと戦後、技術の粋を集めて壮麗な姿に復元されたのに、
また、悲劇的な火災で焼け落ちてしまったあの光景は、
今も脳裏に焼き付いています。
冬のトゥンジービーサの風に吹かれながら、小高い丘を上り始める。
かつて王宮に使えたお役人が城下の家から朝の登城するように、
敬いの気持を胸に抱きながら、ゆっくりなだらかな坂道を上る。
亜熱帯の緑に包まれた古い石門が左に見えてきました。
「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」です。
この石門と周辺一帯の森が「御嶽(うたき)」となっていて、
かつて国王が首里城から出かける時は、この園比屋武御嶽石門で
旅の安全を祈願していました。
首里城は、祈りの地でもあるのです。
何度も何度も苦難に見舞われながらも
不死鳥のように炎が焼き尽くした灰燼から立ち上がってきたのだ。
今もまた、亜熱帯の緑がその復興を見舞っているのです。
園比屋武御嶽石門に深く一礼をして美しい守礼門を静かにくぐる。
エレガントな門の扁額には「守礼乃邦」と書かれています。
「琉球は礼節を守る国である」という意味。
琉球の歴史に敬意をこめて首里城の坂道を上る朝だった。
(写真は)
冬の首里城
美しい守礼門をくぐると
琉球王国時代にタイムスリップ
守礼門の左前に園比屋武御嶽石門があります



