もうひとつの誘惑

丁寧に

やさしく

まじめに

炊かれたあんこ

もうひとつの誘惑

能登半島地震の死者が200人を超え、

石川県によるとその中には災害関連死6人も含まれるそうです。

今も2万6千人以上が避難所に身を寄せていますが、

断水や停電が続き、環境悪化が懸念されています。

避難生活で不安を募らせる受験生の声が朝刊に載っていました。

今週末に大学入学共通テストが迫る中、避難所では受験勉強もままなりません。

「問題集をやっても解答集がどこかにいって見つからない状況で、

勉強が手につかない」追試験の特例措置なども講じられていますが、

試練の中で試験に臨む受験生にさまざまな支援が届きますように祈ります。

冬の沖縄旅では焼失から復興を続ける首里城の現在を目撃し、

幾多の困難な歴史を乗りこえてきた沖縄のエネルギーを体感しました。

古都首里では王朝の歴史と伝統を継承する琉球菓子や琉球漆器の老舗を訪問、

北谷町の浜屋そばで沖縄そばランチを堪能した後は北中城村で甘味タイム。

2018年にオープンした沖縄ではレアな和菓子専門店

「羊羊 YOYO AN FACTORY」です。

閑静な住宅街に佇む緑の芝生と木々に囲まれた白い外人住宅が

落ち着いた和モダンな素敵な空間にリノベされていました。

北中城村の人気ベーカリー「プラウマンズベーカリー」のオーナー屋部氏と

ウェブやグラフィックデザインを手がける武山氏という異業種の二人が

沖縄でお客さんの顔が見える「何か」を始めようと立ち上げたお店で

同い年の友人である二人ともひつじ年だったことが名前の由来だそうです。

武山さんの祖父が岐阜で代々営んでいた和菓子店の百年物の道具たちが

現役で使われておいしいあんこを作り出し、

素敵な店内のインテリアにとしても美しい存在感を放っています。

外人住宅の広い空間を和の土間にしつらえられ、めちゃお洒落な佇まい。

沖縄には琉球王国に宮廷菓子と日本古来の和菓子に加え、

交易があった東南アジアからも菓子文化が伝来し

沖縄らしい「ちゃんぷるー(まぜこぜ)」文化を基にしながら、

沖縄県内では珍しいつきたてのお餅や炊きたてのあんこを使った

和生菓子を製造、心地よい空間でイートインもできるのです。

歴史を感じさせる木箱に納められた和菓子たち。

豆大福におはぎ、わらび餅に芋ようかん、

季節のみかん大福、いちご大福にきび大福、よもぎ大福、

ああ・・・もうどれにしよう、全部食べたい!選べない!

羊羊の和菓子は基本的に賞味期限はその日限り。

朝早くから丁寧にまじめに作られているいわゆる「朝生」の証。

迷いに迷って、一番人気のどらやきとわらびもち、

さらにイートイン限定のお汁粉とあんみつを夫婦二人で注文。

だって、今日限りだもん、食べられるだけ食べるんだ。

冬の日差しが心地よい窓際の縁側スペースでいただきます。

羊羊、どれも、みんな、お・・・おいしいーーー!!!

岐阜の実家の和菓子屋から引き継いだ銅鍋で炊いたあんこは

ふっくら小豆の味と風味が生きていて、

控えめでやさしく上品な甘さで、ヤバい、いくらでも食べられる。

羊羊の和菓子の秘密は、このあんこ。

甘さ控えめながら、小豆の味はしっかり、

つい「もうひとつ」食べたくなるようなちょうどいい甘さなの。

和菓子をあまり食べない人もついつい手が伸びると思います。

お菓子によってあんこも作り分けられていて、

豆大福のあんこは小豆を皮ごとすりつぶした「こしあん」で、

小豆のs食感と次のひと口を急ぎたくなるような塩加減が絶妙だし、

どら焼きのあんこは白砂糖を使わず三温糖ときび砂糖を使った軽やかな甘さ、

黒糖を入れたふんわり甘い皮とのバランスがもう最高。

南国沖縄の旅。

ちょっと歩き疲れたら

甘いひつじさんに寄ってみてはいかが。

もうひとつの誘惑が待っています。

(写真は)

「羊羊 YOYO AN FACTORY」

どら焼きとわらび餅

南国沖縄でまさかの和菓子体験

うわ~ん、毎日通いたい!