炎に祈る
白い雪
神宮の森
冬空を衝くように
赤々と燃える
炎に祈る
能登半島地震から2週間となりました。
仮設住宅の着工や2次避難など生活再建の動きが出始めましたが、
今だ5万6千戸が断水、復旧に年単位になる可能性もあるようです。
命を支える水、電気、交通インフラ、どうか一日も早く戻りますように。
昨日日曜日、北海道神宮のどんど焼きに行ってきました。
お正月飾りなどを焼いて今年一年の無病息災を祈る小正月の行事。
白状すると、神宮はお散歩圏内なのに忙しかったりタイミングを逃したりで、
ここ2、3年分の〆飾りが納戸に保管されたままでして、
神様ごめんなさい!今年は行きます!とばかりに、
午前10時から始まったどんど焼きに参上した次第でありました。
夫と二人、てくてく歩いて北海道神宮に到着したのは午前11時。
真っ白な雪に覆われた神宮の境内の一角では
すでに真っ赤な炎が燃えあがり、大勢の人の輪ができていました。
お札や破魔矢、〆飾りなどがパチパチ、パチパチと音を立てて燃え、
大きな炎とともに煙が冬空を衝くように登っていきます。
「どんど焼き」は「古神札焼納祭」という神事です。
神社で受け付けていた正月飾りなどは係の人が炎にくべていましたが、
午前11時に持参した際には「ご自分でどうぞ」とのこと。
燃え盛る炎の勢いは激しく、数m離れていても顔が熱くなるほど。
赤々と燃える炎の圧倒的なエネルギー。
「火」に対する原始的な畏れが自分の内部から目覚めたような気がした。
どんど焼きは正月飾りを目印に家に来てくれた年神様を
燃やした煙とともに見送るという意味があります。
真っ赤な炎の色と熱さは人間の根源的な何かを揺さぶる。
縁起物を燃やして五穀豊穣、無病息災、家内安全を願う行事ですが、
昨日はその炎を前に立った瞬間、手を合わせるよりも先に、
被災地の炎が頭をよぎった。
輪島朝市を襲った火災の炎だ。
どれだけ熱かっただろう。どれほどの生業と家々が失われたのだろう。
真っ赤などんど焼きの炎を前に、一瞬、立ち尽くしてしまった。
そして、地震で犠牲になった人々を悼み、
今だ苛酷な避難生活を続ける人々が一日も早く元の生活に戻れますように
ただただ頭を垂れて、祈った。
白い雪に覆われた神宮の森を
赤々と照らすように燃え盛るどんど焼きの炎。
焼かれた炎が高く上がるほどその年の作物が豊作になるという。
どうか、被災地に平穏の日が訪れますように。
炎に祈る。
☆☆☆本日1月15日(月)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演させていただきます。
どんな話題に出会えるのか、今日もわくわく&ドキドキで行ってきます!
(写真は)
2024年1月14日
北海道神宮の「どんど焼き」
冬空を衝く真っ赤な炎に祈る


