遊びましょう

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幸せとは

人生とは

ありのままの

自分を愛したい

遊びましょう

カッコーが鳴いた。

さあ、種まきだ、田植えだ。

出来秋に向かってのスタートを告げる自然からの合図だそうです。

北海道は一年で一番爽やかな季節を迎えました。

今朝も朝からお日さまが眩しく輝き、夏の陽気となりそうです。

ホントは洗濯物を外干ししたいところですが、花粉が心配で断念、

それでもすっきり晴れ渡った青空と萌える緑、ライラックの香り、

美しい初夏の景色に心も沸き立ってくるようです。

でも、こんな初夏の空の下で憂いを抱えた子どもたちがいる。

国連児童基金ユニセフが先進・新興国の43ヵ国の子どもを幸福度を調査、

日本の総合順位は14位と前回5年前より6つ上がりましたが、

その内訳を見ると気がかりな実態が浮かび上がります。

日本の子どもの「身体的な健康度」は1位でしたが、

「精神的な健康度」は32位とぐんと低くなっていました。

子どもの自殺率の高さが背景にあるとされ、

身体の健康と心の健康が非常にアンバランスな状態にあるのです。

三食ごはんが食べられて、清潔な環境で暮らせているけれど、

心が悲鳴をあげている子どもたちの割合が高いのが今の日本。

それは、子どもだけではなく、大人にも当てはまるのかもしれない。

もうひとつ、気になるアンケート調査がありました。

「生まれ変わっても自分になりたい?」

新聞の読者アンケートのテーマに対しての回答結果は

「はい」が51%、「いいえ」が49%。数字は拮抗していますが、

半数の大人が「生まれ変わっても自分になりたくない」と答えているのです。

64%の人が程度の差はあれ「他人がうらやましい」と感じていて、

「はい」「いいえ」全員に「今の自分から一つだけ変えられるとしたら」と問うと

1位は「特にない」でしたが、2位以下は「能力」「性格」「容姿」「職業」

「育った環境」「パートナー」「生まれる時代」「学歴」などが続きました。

今の自分を、愛せない。認められない。

大人だけではなく、未来へ向かうはずの子どもたちもそうなのか。

ユニセフの幸福度調査は子どもたちの心の苦しみを物語っています。

どんな言葉をかけてあげたらよいのだろうか。

「日本の子どもたちよ。

君たちは今人生で最も幸せな時間にいる。

経済的に価値のある人材となるための勉強ばかりして

早く大人になろうと急がないで」

13日、89歳で亡くなったウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカ氏の言葉です。

給与の大半を寄付、古びた平屋で暮らし続けたムヒカ元大統領は

「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれましたが、

「貧乏とは欲が多くて満足できない人のことです」と語っています。

幸福とはなんなのか。人生をどう生きるべきが。

言動が一致した揺るぎない姿勢から紡ぎ出された数々の言葉は

自分を愛せない、認められない人々の心を救い、灯りをともしてくれます。

日本の子どもたちに残した言葉はこう締めくくられています。

「遊んで、遊んで、遊んで、遊んで、

           子どもでいる幸せを味わっておくれ」

「遊ぶ」の語源は「足+ぶ」で

「ぶらぶら歩いて、好きなことをして楽しむ」という意味で

漢字の「遊」の由来にもつながっています。

英語「play(遊ぶ)」の語源も古期英語の「子どもが楽しそうに

体を動かしている様子」が語源になっているのだそうです。

言葉は体を表す。「遊ぶ」の主体は子どもなのだ。

子どもはぶらぶら歩いて好きなことをして楽しむべき存在なのだ。

雨上がりの道をまっすぐ歩かないのは水たまりを選んでバシャバシャしたいから、

晴れた日の地面をじっと見て動かないのはアリさんの行進に夢中だから、

お箸を持ちながらこっくりこっくりするほど遊び倒せるのは、

そうだ、子どもだから。子どもの特権なのだ。

子どもたちが安心して遊べる時間と空間と環境を

大人たちが力を合わせて作り上げていかなくてはならないのだ。

「本当のリーダーとは多くの事を成し遂げる者ではなく、

自分を遥かに超えるような人材を育てること」。

ムヒカ元大統領の言葉が

大人たちがめざすべき方向を示してくれています。

子どもたちよ、

遊びましょう。

(写真は)

美しい八重咲チューリップ

品種名は「コロンブス」

ムヒカ元大統領の最後の言葉は

「人生は美しい」でした