小さな琉球
美しく
おだやかで
魅力あふれる
南国の島
小さな琉球
雪の札幌から冬の沖縄旅リポート、いよいよ最終日編です。
昨年のクリスマス休暇に訪れた4泊5日の沖縄旅、
復興が進む首里城、琉球菓子や琉球漆器の老舗、沖縄そばの人気店、
絶品の和菓子屋さん、やちむんの窯元、ヴァンナチュールの名店、
コザのシャルキュトリー専門店、漁港食堂、天然酵母パンにJimmy’s1号店、
最後の晩餐はうみんちゅが仕留めた沖縄の鮮魚を堪能しました。
さあ、楽しい思い出を胸に雪の札幌に戻る日を迎えました。
いつもは午後便なので、朝は市場で沖縄食材の買い出しをするのですが、
今回は冬場ということもあって、早めの便を予約、あまり時間がありません。
それでも、超朝型夫婦は朝のお散歩、定宿ホテルのご近所を探訪しました。
ゆいレールの旭橋近くにあるホテルから
いつもは那覇港あたりや、泉崎あたりをぷらぷらするのですが、
今回は海と反対側の西町周辺を散策、那覇でも古くから開けてきたエリアで
ホテルや飲食店、地元企業のビルや住宅街が混在していて結構楽しい。
朝の9時過ぎ、職場へ向かう人が行きかい、商店では看板を出したりと
一日が始まる時間ですが、都会なのに慌ただしい雰囲気はあんまりなくて、
眩しい朝の光に照らされた街のリズムはどこかのんびりゆったりしています。
窓辺の緑、朝早くから開いているサンドイッチ屋さんなどなど、
なんか・・・どこかの街の朝と・・・重なるな~
そうだ、台湾だ、台北の朝に散歩したときの雰囲気だ。
確かに距離も近い亜熱帯の南国の島の都会の風景はよく似ている。
「なんかさ、ちょっと台湾の朝みたいだよね」
「うん、早餐店(台湾の朝ごはん屋さん)がありそうに思えてくるよね」
なんて、超早起き夫婦が朝の那覇散歩をしていると・・・
ほよっ!ま、まさかの「台湾」発見!!!
とあるビルの1階に「台湾物産」なる看板があった。
正面のドアは開いていて、明かりがついた店内には商品棚が見える。
多分、台湾の食材なんかを扱う専門店かと思われます。
ウェルカムな感じで開いているので
「おはようございます・・・」と声をかけて店内へ。
誰もいないようですが、おおお、台湾の食材がびっしり並んでいる。
オイスターソースや黒酢などの調味料や各種の醤、
乾物、落花生やタピオカ、冷蔵ケースには魚丸などの台湾食材もある。
まさに「台湾物産」、中国本土やベトナム、タイの商品もあるようです。
「こんなところに、台湾があったねー」
と、早起き夫婦が喜んでいると、
外から戻ったらしいスタッフが「No、No、まだまだ~!」。
どうやら入口は開けているが、まだ営業時間前だったらしい。
「あ、ごめんなさい、でも、買える?」と日本語で商品を指さすと、
「あー、OK,OK♪」とにっこり、良かった。
台湾と沖縄はご縁が深く、そして共通点もいっぱいあります。
まず距離が近い亜熱帯の島であるということ。
豚肉たゴーヤーなど食材や食文化もよく似通っているし、
旧暦で行事を行い、ご先祖を送る風習も、大きな亀甲墓なども似ています。
中国の隋書(656年完成)では台湾を「琉求(琉球)」と記しています。
当時の中国では台湾も沖縄も含めて「琉球」と呼んでいたようで、
14世紀の明代になって、台湾は「小琉球」、沖縄を「大琉球」と
呼ばれるようになったとされています。
地図上では台湾の方が大きいのですが、当時は島の大きさを正確に
把握できていなかった、朝貢関係にあり交易が盛んだった沖縄の方が
重要だったなど諸説あるようですが、いずれにしても、
同じ「琉球」の名で呼ばれた時代があったほど、ご縁が深いのです。
そして地理的な距離や気候や文化だけでなく、
沖縄も台湾も外国に統治された複雑な歴史があります。
台湾の人は沖縄に、沖縄の人は台湾に、とても親近感を持つといいます。
二つの島を旅してみると、どこか兄弟のようなつながりを感じるのも
ゆえあることなのかもしれません。
那覇の中の台湾。
台湾物産で塩卵入りの月餅と鳳梨餅を買った。
小さな琉球と大きな琉球
どちらも魅力的だ。
(写真は)
那覇の朝散歩で発見
「台湾物産」
同胞向けのレンタカー会社も
併設されていた
沖縄の中の台湾だった


