赤黒バンディエラ

札幌一筋

17年

花も嵐も

乗りこえて

赤黒バンディエラ

「宮沢殊勲 入魂ヘッド」

今朝の北海道新聞スポーツ面の見出しも、入魂だった(笑)

昨日J1第7節、コンサドーレ札幌は札幌ドームでガンバ大阪と対戦、

1-0で勝利、開幕7戦目でようやくようやく初勝利、初白星を挙げました。

チームを救ったのは札幌のバンディエラ、宮澤裕樹選手でした。

両チームとも決定機をものにできないまま迎えた後半28分、

長谷川選手からのファーサイドへのクロスに反応、

「ボールに魂を込めた」ヘディングシュートが決勝点となりました。

2008年から札幌一筋、プロ17年目の34歳が決めた貴重なゴールに

ドームが揺れ、チームは奮起、連敗は5でストップ。

試合後のインタビュー、いつもは寡黙でシャイな宮澤選手ですが、

この日は違いました。

「やっぱ俺でしょ、って感じですね」と観客を沸かす一方で

勝ったとはいえ、まだ勝ち点4最下位の状況を冷静に見つめ、

「ここからですよ、自分たちはまだまだやれる。

こんなところにいるチームじゃない」と語りました。

痺れた。こんな宮澤選手の言葉に、チームもサポーターも痺れた。

バンディエラって、まさにこういう選手のことを指すんだな。

「バンディエラ」とはイタリア語で「旗手」「旗頭」を意味する言葉で、

サッカーでは長く一つのクラブに所属する象徴的な選手を指します。

北海道伊達市出身、サッカーの強豪室蘭大谷高校時代には

卓越した足元の技術、得点能力の高さから全国から注目される存在となり、

複数のJ1クラブが獲得に関心を示す中、2008年コンサドーレ札幌へ。

以来、幾度もの降格、昇格を経験、昨季まで長くキャプテンとして

チームを引っ張り続けてきました。

花も嵐も乗り越えてきた札幌のバンディエラ宮澤裕樹選手、

サポーターからは「俺たちの宮澤」と称されています。

そんな宮澤選手が兄の影響でサッカーを始めたのは小学校2年、

室蘭市立大沢小学校のサッカークラブ、大沢FCでした。

大沢小学校、私の母校であります。

宮澤少年も、同じ坂道を上って小学校に通っていたかと思うと、

勝手に親近感を覚えてしまいます。

あの坂道が未来のバンディエラの足を作った、のかもしれない。

おおお・・・急に大沢小学校の校歌が蘇ってきた。

♪黒がね溶かす 火に赤き~

おっと、ここまでしか思い出せない。がしかし、

黒がね溶かす火に赤き、なんと鉄の街らしい校歌だろうか。

宮澤少年もこの校歌を歌ったのだ。

お気づきだろうか、歌詞に「赤」と「黒」が歌われているではないか。

のちに赤黒のチームのバンディエラをなる運命を予感させるようで、

今気づいて、元大沢っ子は一人で感動してしまった。

残念ながら大沢小学校は2022年に閉校。

鉄鋼産業の城下町にあった小学校は78年の歴史に幕を閉じました。

もう、♪黒がね溶かす 火に赤き~、と

子どもたちがあの校歌を歌うことはないんだと思うと、ちょっと淋しい。

が、「俺たちの宮澤」は今も輝いている。

大沢小学校の誇り、赤黒のバンディエラ、

今季初勝利を呼び込んだ入魂ヘッド。

何度もその場面を脳内再生する日曜朝なのだった。

(写真は)

昭和の大沢小学校は

年季の入った木造校舎だった

もりもとの復刻まつり

中華まんじゅう

昭和の時代から愛されてます