梅と桜とカフェ

桜は咲いたが、梅はまだかいな?

なんと梅と桜の開花、24年ぶりの逆転現象だそうです。

札幌はおととい桜の開花宣言、昨日14日にやっと梅の開花宣言がでました。

道外では1月にもほころぶ梅の花、北緯43度では5月半ばにようやく開花。

梅も桜もライラックも、超スローペース。暦だけがさくさく前へ進んでいく。

雪解けの遅さ、肌寒い春、畑の土も乾かず、土の温度も上がらないので

農作業の遅れがものすごく心配です。

けっぱれ、お天気。

桜模様のマグカップを片手に、薄曇りの空を見上げる。

「いえべん」が増えているそうです。

いえべん?家で弁当食べる、のではありません。

いえでん?家庭の固定電話?でもない。

いえべん=家勉=家で勉強すること、です。

学校や試験の勉強などを自宅の勉強部屋ではなく、

図書館や塾の自習室、カフェなど、

もっぱら家の外でする学生さん、多いですよね。

街中やうちの近所のスタバでも、

ラインマーカーつきの教科書広げて、勉強している若者がいっぱい。

息子も例外ではなく、受験勉強はほとんど塾の自習室など「家の外」、

自分の机で勉強している姿はあまり見掛けなかったような気がします。

なぜ?家で勉強しない?

「いえべん、集中できないんだよな」

なぜ?家族の生活音?そんなに騒いでないぞ、母は。

「いやいや、いえべん、だとさ、誘惑が多いんだよね、

机の横にギターあるし、椅子の後ろにベッドあるしさ」

なるほど、己の誘惑を断ち切るために

あえて雑踏の中に身を置いて、集中するわけだ。ふ~ん・・・

さらに、図書館や自習室は周りも勉強集中モードなので

緊張感もキープできるという。へ~・・・

なんとなく、わかるような気はするが、カフェはどうなんだ?

「イヤホンで音楽聴きながらの数学は、効率がアップする」んだそうだ。

本当か・・・?

この辺りはかなり怪しいが、

まあ、それなりのメリットがそれぞれあって

「非いえべん派」が増えているのでしょう。

今や自宅と職場の間で快適に過ごせる「第3の場所」として

国内店舗1000店を突破しようというスターバックス。

3月末で985店舗、鳥取県を除く46都道府県に店舗があり、

来年3月までには確実に1000店を超える出店計画を立てています。

記念すべき「1000号店」はスタバのない鳥取県!か?

つい先日の平日午後、札幌のスタバで遭遇したできごと。

「え~、え~、そうなんですよ、はい、はい・・・

 え?あ、あ~そちらの物件はですね・・・」

ほぼ満員の店内にやや甲高い男性の声が響き渡っています。

二人連れのサラリーマン風の一人がスマホを耳に、書類を片手に「商談中」。

声のボリュームはオフィスのまんま、まったく押さえる気配がない。

あの・・・ここスタバですけど、お宅の事務所と違いますけど・・・

思わず、ぽか~んと、カプチーノ手にしたまま、「商談中」の席に視線が釘付け。

こういう場面には比較的忍耐強いスーツ姿の男性客もすぐ隣でガン見していた。

しかし、「商談中」の彼には

「うるさいんですけど」的な店内中の視線も空気も通じない。

「はい、はい、はい~。ではまたご連絡いたします、はい~」

5分は続いた「商談」がやっと終わり、スマホを置く。

「ふ~、でさ・・・」

視線はまっすぐ目の前の同僚に向かい、

スタバは彼の「第3の事務所」と化していった・・・。

家の中と外の真ん中にある「第3の空間」。

自分ひとりの空間ではないという当たり前のことを想像できる「大人」の居場所。

長時間のスタンバイは絶対にしないぞと自戒しつつカプチーノを飲む。

梅と桜ほころぶ午後のカフェでした。

(写真は)

スタジオ用のマグカップ。

スタバの桜ヴァージョン。ブルーとピンクの桜模様が大人っぽい。