初恋と時差

嬉しいパーティーが2日続きました。

おとといはある番組のお祝いパーティーに出席、

そして昨夜は母校室蘭栄高校の札幌同窓会総会&懇親会、

司会をお手伝いさせていただきました。

「番組」や「母校」、ひとつの共有体験を通じて、

さまざまな人々と触れ合えるパーティーは心の畑を耕してくれます。

局のパーティーでは

その昔、熱く濃い仕事をご一緒した当時の「良き戦友」ディレクター氏と

久しぶりに旧交を温めることができました。

彼は温和な表情しながら、ビルの窓から小学校のグラウンドを見下ろし、

こんな話をしてくれました。

「この間さ、あのグラウンドの端っこからさ、

ランドセル背負った1年生くらいのぼんず(男の子)がさ、

う〜わぁ〜!っと必死こいて走っているのさ。

お~、何だ〜?って思わず見てたら、

向こうにいる女の子に向かって全力で一直線、

ようやくたどり着いて『○○ちゃぁ〜ん、いっしょに帰ろ!』

そしたら、その女の子が『やだ』、一言でばっさり、ぼんず、がっくり」

女はクールだねぇ〜、男はバカだねぇ〜、めんこいねぇ〜と笑い合いながら、

ほのぼのとした「初恋」の情景が目に浮かんできました。

そして昨夜、もうひとつの「初恋」。

同窓会で同じテーブルだった同期3人とパーティー後、お茶。

高校卒業以来の再会だった、同じバス通学「バス友」のA子とB君。

「いやぁ〜、もう、懐かしい話ばっかりでさぁ、

ほんと、可笑しいの、だってね、B君、

『俺、ハンドボール部のさ、ほら、あの可愛い子さ、

好きだったんだよね~』って言うんだけどさ、

ねえ、ねえ、ハンドボールに女子なんていなかったよね?

男子だけだったよね?ど〜ゆ〜こと〜?」とケタケタ面白そうに笑う彼女に

「あれ?いなかった?ハンドボール女子・・・」と?顔の彼。

「でもさ、小学校の時好きだったのは△子ちゃんだったって、断言するんだよ、

高校の時のはあやふやなのに(笑)」とさらに突っ込む彼女と

「気が多いよね〜男は〜」とあっはっは〜、笑い合う。

恋多きゆえか(笑)どうかはわかりませんが、

思春期の淡い恋心のデティールは忘れても、「初恋」は忘れない男心。

男の子の「初恋」とは、馬鹿がつくほど(失礼)、一直線なものなのですね。

好きな女の子に向かって、文字通り全力疾走、「僕と一緒に帰ろう!」。

断られるんじゃないか、ひかれるんじゃないか、嫌われるんじゃないかなんて

恋の計算、駆け引きなんていっさいなしのシンプルな恋心。

まっすぐ自分に向かって突進する純情。想像するだけできゅんとくる。

ん十年後だったら、ランドセルの女の子の反応は違っているかもしれません。

いくつもの恋に喜び、涙した大人の彼女だったら、その純情の価値がよくわかる。

でも、今は、二人ともランドセルしょった小学生。

全力疾走だけでは、一緒に帰らない、帰ってもらえない。

「初恋」の天敵は、「時差」なのかもしれません。

パーティートークは苦手で・・・

そういう人も少なくないと思いますが、

たとえばひょんなところからの「初恋」話などは、

ほっこりトークが自然に続いていくもの。

「まあ、そうですか〜」、

「可愛い彼女だったんでしょうね〜」、

「髪は長かった?どこが素敵でした?」

男の子の純情をおおらかに受け留めてあげましょう。

素敵な「聞き役」こそが、真のパーティークィーンなのであります。

(写真は)

私が恋する沖縄の1枚。

新茶、新米は知ってたけど

「新糖」って言葉が春の市場に躍っていた。

ジョートーな黒糖として愛される「多良間島産」の黒糖。

新糖はやはりフレッシュな甘さなんだろうか。

初恋は口の中でゆっくりと溶ける黒糖に似ているかもしれないな。