喫茶店めぐり
北海道神宮のお祭りも終わり、
札幌も初夏から夏へと季節の暦が進んでいきます。
喫茶店のオーダーもホットからアイスコーヒーにチェンジの季節。
そう、ここは喫茶店にこだわりたい。
カフェではなく、喫茶店。
近頃、メディアでも注目、よく名前を見聞きするするのが
「珈琲所 コメダ珈琲店」。
名古屋発の1968年創業の老舗喫茶店、
熱々デニッシュにソフトクリームをのせた「シロノワール」が名物で、
先日の北大祭でも名古屋系学生の模擬店が出品、長蛇の列でした。
現在はフランチャイズ店含め、なんと全国で501店舗展開という
外食産業界でも注目の「喫茶店」であります。
昨日の「がっちりマンデー」がその急成長の秘密に迫っていましたが、
実に面白い(ここは、湯川先生風に)。
朝から常連客で賑わう店内はまさに古き良き喫茶店。
木をたっぷり使った内装、赤いビロードのソファ、居心地の良いくつろぎの空間。
秘密その①、赤いソファの座面、奥行き、ひざ下の寸法は、
何度も試行錯誤を繰り返し、導き出された数字。「座り心地の黄金比」。
しかも背の高い背もたれは、座ると他のお客さんの目線を遮る絶妙な高さに設定。
秘密その②、常連客のオーダーは「いつもので~」連発。
スタッフ一人一人が常に50人以上の常連客の「いつものオーダー」を覚えている。
しかも「ホット、ジャムトースト(耳切り・うす焼き)・氷なし水」と細かな好みまで把握。
こりゃあ、「居心地の良い喫茶店」として名古屋から全国区人気になるわけです。
カフェはカフェの魅力があり、
喫茶店は喫茶店の良さがあります。
「コメダ珈琲店」のお客さんの映像がその良さをよ~く物語っていました。
老若男女、あらゆる世代が気兼ねなく、普段着でやってきます。
あるお母さんは「だめ~、素っぴんだから、撮らないで~」と抵抗していましたが(笑)、
そうそう、お化粧もそこそこに、家からぷらりと「素」のまま、来れるのが喫茶店。
一方、カフェは「何気ないワンマイルファッション」と
「さりげないナチュラルメイク」がお似合い。
カフェに行く時は気を使ってないようで、実は気を使う。
似ているようで、ちょっと違う、それぞれの魅力があるのです。
そして喫茶店では珈琲と一緒にそれぞれの土地の文化も味わえます。
名古屋の喫茶店には名古屋の、
札幌の喫茶店には札幌の、
京都の喫茶店には京都の、
それぞれの街の「素」の魅力を見つけることができます。
以前、京都を旅した時、
寺町通りにある老舗の喫茶店で名物のフレンチトーストの朝食を楽しんでいました。
朝8時過ぎ、錦市場にほど近い店内は
早朝の一仕事を終えて一服する市場の常連さんたちで賑わっています。
お約束の高い背もたれの向こうから、柔らかい京都弁の会話が聞こえてきます。
折しも、小泉構造内閣まっただ中の頃、
「ほんでもなぁ、小泉さんは、やり方が乱暴過ぎなんやわ」
「正しいことでも正面突破ばかりが、方法やないなぁ~」
老舗の海苔屋さんや卵焼き屋さんの旦那衆の政治談議。
そのまま日曜朝ワイドに放送したいヴィヴィッドな魅力に溢れていました。
伝統を守りながら、意外に革新的。
京都の街の文化や気質を垣間見るには
意外に数の多い京都の喫茶店は、穴場であります。
その街の魅力を知るには
カフェブームの今でも「喫茶店めぐり」、おすすめです。
(写真は)
いつもは静かな北海道神宮境内も祭りで華やぐ。
喧騒とは程遠い、のどかな村の鎮守さま的お祭りの雰囲気が好き。
賑やかな中島公園の露店もわくわくするけれど、
神宮の森に歓声が吸い込まれるこの空気感がいいなぁ。
いつもより丁寧に「お祭りおめでとうございます」(?)と神様にご挨拶、
お賽銭もちょっとお祭り価格にしました(笑)

