名前は語る
ショッピングセンター
デパート
お買い物は楽しい
名前は語る
歴史を語る
そうか、あの名前は、そういう意味だったんだ。
長年、旅で通い続ける愛すべき沖縄。
沖縄を旅するたびにお買い物を楽しんでいた。
ショッピングセンター、デパート。
その名前に、歴史が、あった。
新聞の土曜版に沖縄市のショッピングセンター、
「プラザハウスショッピングセンター」が特集記事がありました。
1954年7月4日、アメリカの独立記念日にオープン、
今年で創業70周年を迎える日本最古のショッピングセンターです。
米軍統治の時代、基地で商売をしていた香港華僑と
東京でファッションビジネスをしていたアメリカ人が開業。
当初は米軍将校やその家族用で、その後地元の人に開放されました。
アメリカが最も豊かだった時代に生まれたのが
「プラザハウスショッピングセンター」だったのです。
バリ―、パーカー、たばこのケント、リーバイスなどが日本初上陸、
ハンバーガーショップにレコード店、
バンクオブアメリカやパンアメリカン航空もオフィスを構えていたそうです。
1972年の復帰後は舶来品やブランド品が買える場所として
人気観光スポットとなり、大型バスが1日に何十台もやってきたとか。
88年に経営者の華僑一族がカナダへ移住、
沖縄を代表するファストフードチェーン「A&W」の経営者で
のちに沖縄商工会議所会頭になる平良幸雄氏が事業を買収し、
現在では、日本では知られていない海外ブランドや
沖縄の伝統工芸品が開発にも力を注いでいるそうです。
日本に郊外型のショッピングセンターができたのは1960年代。
68年に大阪寝屋川市にダイエーが、翌年東京の世田谷に
玉川高島屋ショッピングセンターができて話題になりましたが、
そのずっと前に沖縄には流行の最先端を行く、
プラザハウスショッピングセンターがあったわけです。
日本で最も古いショッピングセンターが建てられたのは
「コザ」と呼ばれた基地の街、今の沖縄市の国道330号線沿い。
通称「ライカム」と呼ばれた場所のすぐそばでしたが、2015年、
このライカムに日本最大規模のショッピングセンターがオープンします。
それが「イオンモール沖縄ライカム」。
沖縄旅ではもう何度も訪れたことがありますが、
巨大な敷地にショッピングセンター、レストラン、専門店と何でもあり、
それはそれは、もう、お買い物天国。
この「ライカム」というちょっと不思議な語感の名前は、
実はかつて、ここに存在した「琉球米軍司令部」の通称なのでした。
さらにプラザハウスが開業した1954年に那覇では百貨店が誕生しています。
その名前は「デパートリウボウ」。
当初の国際通り沿いから現在は再開発された県庁前に移転していますが、
「リウボウ」も何度もお世話になりました。
何でも揃うデパートは旅人にもありがたい存在でしたが、
この「リウボウ」という名前にも歴史があったのです。
そのルーツは米軍統治下の1948年、
貿易に携わっていた人たちによって設立された
「琉球貿易商事株式会社」なのでした。
「琉球貿易」→「リウボウ」と名づけられのです。
終戦から復興へ。
設立当時、「外国」だった日本とも貿易、バイヤーたちは米軍機に乗って
買い付けにいったという話もあると、特集記事にありました。
知らなかった。何度もお買い物した「リウボウ」の名前には
戦後沖縄の歴史が詰まっていたのだった。
ライカム。
リウボウ。
名前は語る。
歴史を語る。
知らないことを、知る。
知る努力を続けたい。
☆☆☆本日4月15日(月)HBC「今日ドキッ!」に
コメンテーターとして出演させていただきます。
桜前線北上中、今日もどんな話題に出会えるのか、
わくわくドキドキで、行ってきまーす!
(写真は)
琉球張り子の
金太郎&熊さん
5月のユッカヌヒー、に
子どもたちのお楽しみでした


