冷やし物専門店
「夏のひんやり美味しいもの」。
本日7月27日(土)のAIR-G’「野宮的コフレ」のテーマは
ひんやりが嬉しい夏のおやつのお話でした。
この子が(おしまいの写真参照)
「まるみつ冷やし物専門店」の看板熊(笑)
「白熊」くんであります。
沖縄は海人(うみんちゅ)の町、糸満の名物パーラー、
お客さんの注文率は100%に近い鉄板かき氷、
沖縄的には「冷たいぜんざい」です。
レギュラー白熊くんは480円。人の顔ほどのビッグサイズ。
白熊ミニ350円もあります。
ふっくら甘く煮た金時豆のうえに
北極のパウダースノーのような細かな氷がふんわり、
その上に練乳をたっぷり、
パインの眉毛に金時豆の目、缶詰ミカンのお口にサクランボをくわえた
南国生まれの「白熊」くん。
一頭一頭、表情が微妙に違うのがたまらない。
私の頼んだ白熊くんは、なぜかサクランボをくわえてなくて、
サクランボの鼻としてトッピングされていました(笑)。
「どこからスプーンを入れても、氷がこぼれそう」。
「一人では食べきれないかも」。
そんな心配はご無用とばかりに、
あらかじめ、小さなお盆に載せられ、
小分け用のお椀もつけてくれる心配りが泣けてくる。
それにしても、謎の多い白熊だ。
練乳がかかっているのに、表面から崩れない、溶けない・・・
この練乳のかけ方は門外不出の企業秘密、
味もスタイルもまるみつ冷やし物専門店の四代目に引き継がれている。
甘味処、パーラー、喫茶店、カフェにジェラテリア・・・
夏のひんやりデザートを提供するお店は数あれど
「冷やし物専門店」、
これほど潔くわかりやすいカテゴリーがあるだろうか。
冷やし物。
電気的にガンガン、キンキン冷やされた金属的な冷たさとは一線を画す響きだ。
渓谷の清流とか、井戸水とか、小さな疏水のせせらぎとか
そんな自然の恵みと、人の手によって、じんわりと冷やされた、
ぬくもりさえ感じるつめたいもの、それが「冷やし物」。
夏休み、二槽式の洗濯機に張った水の中で冷やされたスイカのような、
お腹と心に優しい「冷やし物」。
壁一面には「金時メロン」「クリームぜんざい」「黒糖ぜんざい」・・・、
30種類を超す「白熊」くんの仲間たちや
「トンカツ定食」「沖縄そば」「オムライス」などなど
腹ペコ学生たちの胃袋を満たすがっつりご飯の品書きがずらりと貼られている。
デコラのテーブルにパイプ椅子が並ぶ昭和な店内には
年季の入った扇風機がちょっとだるそうに風を送ってくれる。
糸満の冷やし物専門店のけだるい午後。
おくれ毛が綺麗な長い髪の少女が
そっと氷をひと匙すくう。
あれ・・・蒼井優?
そんなシーンを夢想させる昭和レトロな白熊くんに会える店。
映画監督だったら、絶対、ロケに使いたい場所だ。
ドライブしても行く価値ありの冷やし物専門店です。
(写真は)
「まるみつ冷やし物専門店」の「白熊」くんです。
店内にはホントに蒼井優が白熊くん食べている写真が貼ってあった。
多分、彼女が最近出した「かき氷」本の取材時のものではなかろうか。
日本一、かき氷の似合う女優かもね。

