秋刀魚規格
猛暑による海水温の上昇で
北海道の漁場では秋鮭や秋刀魚が不漁、
網にはイワシやマグロやマンボウなど南の魚がかかってしまう。
海の出来秋も異変が続いています。
スーパーに並ぶ秋刀魚も小型でお値段も高め、
なかなか手が出ずにいたのですが、
昨日、「今季初秋刀魚」食べました!
道庁赤レンガ庁舎前で開催中の「根室さんま直送市」を番組で生中継、
リポートに出た加藤寛アナが
朝、根室から直送されたぴっちぴちの秋刀魚一箱を
おみやげに両手に抱えてきてくれました。
漁模様の芳しくないなか、根室の秋刀魚の魅力を知ってほしいと
懸命に確保されたとびっきりの「大トロさんま」です。
榊菜美アナの「まるまるしてる~♪」のコメント通り、
大きくて、おなかまわりが丸々と太っていて、銀青色に光る魚体はお見事。
ありがたく「大トロさんま」2匹の配給を受けました(笑)。
根室直送朝獲れの秋刀魚かかえて、寄り道はできません。
帰り道、大根おろし用の大根だけ仕入れて、我が家へ直帰、
今季初、秋刀魚の塩焼きです。
光る魚体に塩を振って、魚焼きグリルへ。
「ん?待てよ・・・かなりの大きさ、グリルに収まるか?
頭、落とした方がいい・・・?」不安がよぎる。
恐る恐る秋刀魚2本を縦に並べて、そ~っとグリルの奥へ・・・。
おお~!ぴったり収まった!
さすが日本のガスコンロは優秀だ。
そして気づく。
魚焼きグリルのあのサイズそのものが秋刀魚規格であることに。
そもそも、秋刀魚が焼けることを前提に作られた縦サイズなのだ。
さらに気づく。
世界中にガスコンロ、電気コンロは数あれど、
細長い秋刀魚まで焼ける魚焼きグリルが標準装備されているコンロがあるのは
日本だけではないか。
ハワイのコンドミニアムにも
パリのキッチン付きアパルトマンにも
魚焼きグリルは常備されていない。
焼き魚が日常の国。ああ、日本に生まれて良かった。
映画「かもめ食堂」。
フィンランドの食堂のキッチンでマサコさんが丁寧に作る鮭の塩焼きは
魚焼きグリルではなく、コンロの網の上で焼かれていました。
網の上の演出的効果ももちろんあるけれど、
そもそもフィンランドで魚焼きグリルを調達する方が難度が高いはずだ。
毎日毎日使うキッチンのコンロに
当たり前のように魚焼きグリルが標準装備されているおさかな天国日本。
焼き魚は日常だったはずなのだ。
煙い、魚臭い、子供が食べない・・・家で魚を焼くことも減っていると聞く。
魚離れなんて、淋しすぎる。
しとしと降り続く秋雨前線の雨。
静かに秋の始まりをつげる虫の声。
どこかで秋刀魚の焼ける匂い。
「ねえ~、大根おろし手伝って~」台所から聞える声。
秋はいいな。
日本に生まれて良かったな。
この海とこの国、大事にしなくちゃ。
秋刀魚規格の魚焼きグリルのアラームが鳴った。
じゅうじゅう脂したたる秋刀魚の塩焼き。
完璧な日本の秋だ。
(写真は)
根室直送朝獲り「大トロさんま」の塩焼き。
そういえば、この細長いお皿も
秋刀魚仕様の秋刀魚皿。
陶芸作家さんも秋刀魚サイズで焼きもの作る国。
我が家の秋刀魚皿、ホッケ皿、鮭皿にも対応できます(笑)

