お散歩ピザ
秋の三連休明けの火曜日、
紅葉狩りや楽天日本一や色々な楽しい収穫を糧に、
さあ、新しい1週間のはじまりです。
暖かめの晩秋が続いていますが、
札幌もそろそろ本格的な初雪の便りが遠からず届きそうな気配。
クローゼットでは冬物ニットも待機完了、いつでも来いです。
犬も歩けば棒に当たり、人も歩けば美味しいものに当たるもの。
この三連休の収穫は「お散歩ピザ」。
今が見頃の北大銀杏並木までロングトレイルお散歩で往復、
おなかをすかせた帰り道、
どこかに美味しいものはないかと、小さな道をくねくね。
すると電車通りに交差する小さな道沿いに空腹センサーが反応しました。
古い建物を改装した小さなお店が2軒、仲良く並んでいます。
手前は・・・ベーグルがご自慢らしいカフェ、
そのお隣が・・・むむむ、道産ピッツェリア、と看板にあるではないか。
そうなのだ、黄朽葉色の見事な銀杏を見てからずっと、
私はなぜだか、ピザが食べたかったのだと、その看板で激しく気づく。
銀杏とピザの関連性は不明だが、迷わず、小さなドアを開けて中へ。
良きお店というのは、入った瞬間にそれとわかる。
木製のテーブルと椅子、大きな黒板には手描きのメニュー、
小さなカウンターには本日のお惣菜が並べられ、
その向こうには乳白色の石窯が赤々と燃えていて、
下にはブッシュドノエルみたいな立派な薪が積まれています。
店の隅の冷蔵ケースには北海道産のチーズが、
ワインセラーには北海道各地のワインが訪れるお客を静かに待っていました。
小麦粉もチーズも具材も北海道産という道産ピザに
カウンターのお惣菜&スープとドリンクつきの
「土曜ランチセット」を早速オーダー。
3時間は歩いたご褒美に、ランチビールと赤ワインで乾杯♪
北海道産ホーレンソウのサラダ、ナスのトマト煮、
知内産ニラの卵とじ、キャベツのアンチョビ炒め・・・。
丁寧に調理されたお惣菜は、押しつけがましさとは無縁の
優しい優しいほっとする味がします。
銀杏並木の美しさを反芻しながら、美味しい前菜でランチビール。
これを幸せと言わずして、何を幸せと言うのだろうか。
そして、この心地よい空間。
ここはまるで、そう、パリのセーヌ左岸の小さなレストランのよう。
サンジェルマン・デ・プレ界隈の小さな路地には
こんな居心地の良いレストランがあちこちに佇んでいました。
大理石や鏡や豪奢な盛り花のかわりに、
黒板の美味しそうなメニューや小粋な置き物や書棚の古い料理本が
ふらりとやってくるお散歩客を待っている、
そんな左岸の小さなレストラン。
自分の住む街に、左岸を見つけた喜び。
キャベツのアンチョビ炒めの最後の一枚を口に入れたとき、
熱々の道産ピザが薪の石窯からやってきた。
噴火湾でとれたタコとオリーブのピザ。
モッツァレラチーズと見間違うほど、真っ白で美しいぷりぷりのタコ、
その火の通り加減が最高。
トマトソースのほの甘さとぷりジュワのタコとオリーブと、
北海道の広い畑で育った小麦ののびやかな香り・・・。
「あの、ビールを、もう一杯」。
左岸のお散歩ピザ。
人生の楽園を、
またひとつ見つけた。
☆本日11月5日(火)のUHB「さあ!トークだよ」のテーマは
「いいご縁の日~シニアの再婚活事情」。
きょう11月5日は「いいご(五)縁の日」。
11月は旧暦の神在月、出雲大社では神様たちの縁結び会議が開催中。
いくつになっても恋したい。
恋するシニアの胸のうちに迫ります。
人生を共にお散歩できるパートナー、必要ですよね。
ぜひぜひ、ご覧ください!
(写真は)
お店の奥で黙々働くピザの石窯。
窯の入り口あたりが目鼻とお口みたい、
ちょっと可愛いロボットにも見える。
そばに立つと力強い薪の熱で頬が暖かくなる。
雪道踏みしめても通いたくなる
「野宮的左岸」の小さなピッツェリアだ。

