いいふうふう
きょうは「いい夫婦の日」。
そういえば結婚20年。
忘れていた(笑)
取材を受けて思い出す。
夫婦なんて、そんなものです(苦笑)。
「いい夫婦の日特集でお二人の歴史など伺えませんか」。
エッセイを連載している道新「オントナ」の担当者さんから
思いがけないオファー。
のこのこ出ていけるほど模範的夫婦ではありませんが、
こんな二人でもなんとか20年ということで良ければとお受けしました。
が、おととい発行された表紙を見て驚いた。
大きなクリスマスツリーをバックに笑顔で微笑む私たち、
まるで「いい夫婦」(笑)。
恥ずかしい。
仕事柄、身をさらすことには慣れているはずですが、
夫婦の2ショットは初めて。
普段ばきのパンツを見られたような恥ずかしさだ(笑)
見せてはならないものをさらしてしまったような。
ご覧になった皆さま、どうぞ軽く笑って受け流して下さいませ。
でも、いい記念になりました。
取材を受けるまで結婚20年ということすら忘れていたし、
平凡ながらも山あり谷ありの20年を振り返ることもなかったし、
おかげで「これからもお互いによろしくね」との思いを新たにできました。
そして意外な発見も。
「夫婦の思い出の写真」も必要とのことで探してみたのですが、
これが、うちの場合、実に少ないのです。
息子の写真、夫と息子、私と息子、親子3人の写真は山のようにあるのですが、
息子が生まれて以降、夫婦二人の写真はほとんど見当たらない。
これも夫婦の歴史。
出会って、恋人時代があって、結婚、新婚時代を経て、子供が誕生。
夫婦単位から、家族単位へ。
お互いの関心はもっぱら二人の間の子供に向けられていく。
「あなたと私」から「おとうさんとおかあさん」に。
夫婦二人が向き合う時間も機会も少なくなり、
2ショットの写真も減っていく。
多くのご夫婦がたどる道のりかもしれません。
夫婦の関心を一手に引き受けていた子供もいつか巣立っていきます。
気がつけば、二人。
久しぶりに向き合う顔には、お互い年月が刻まれているけれど、
しわもシミもほうれい線も、どこかいとおしい。
一番近くにいる他人。
親よりも長い時間を一緒に過ごす人。
誰よりもたくさん「おはよう」と「おやすみ」の挨拶をかわす人。
お互い色々注文はあるだろうけれど(笑)
この先の山も谷も坂道も峠道も、
ふうふう、
肩で息つきながらも、歩いていこう。
どちらかがよろけたら、老いた手を差し伸べよう。
二人でふんばれば、きっと、大丈夫。
なんとかなるさ。
きょうは「いいふうふうの日」。
(写真は)
琉球張り子のいい夫婦。
そういえば我が家に滞在中の琉球の皆さま。
各種シーサーも張り子のお人形も仲良く「対」で並んでいます。
「厨子甕」(ズーシーガーミー)沖縄伝統の骨壷も
夫婦二人用が本来の形だといいます。
とはいえ・・・
「あの世では お友達よと 妻が言い」(シルバー川柳3 より)
そう、夫婦は他人(笑)。
だから、きょうも、話しましょう。
話さなくちゃ、わからない。



