いまいゆまつり
暴落か?
いやいや正気に戻っただけのこと。
クロマグロの初競りの値が去年の億単位から大幅に下落、
常識的な?値段で競り落とされました。
比較的穏やかだったお正月のニュースを代表する話題です。
そう、去年が変、だっただけ。
マグロバブルなんて、いただけない。
どんどんいただいてほしいのが「いまいゆ」。
沖縄では新鮮な魚をこう呼びます。
かの地に足を運ぶたびに惹かれていくのが「いまいゆ」の美味さ。
公設市場に並ぶカラフルな熱帯魚のようなヴィジュアルに
見るだけ、写真撮るだけ、という観光客も多いようですが、
もったいない、実にもったいない。
沖縄のお魚は、美味い。
お魚大国北海道の人間が言うのだから間違いありません(笑)
沖縄の魚料理といえば
県魚でもある「グルクン」の唐揚げあたりが有名ですが、
実は沖縄の海で獲れる魚の種類は物凄く多い。
ある資料によると、北海道を除く本土産魚種2364種に対して
琉球県産魚種は2440種あると言われ、
つまり一つの県で獲れる魚の種類が一国以上もあるということ。
しかも沖縄本島だけでも島全体にたくさんの漁港を抱え、
毎朝、港には新鮮な「いまいゆ」がたくさん水揚げされ、
県内の消費地に即、運ばれます。
つまり、食べる人と港との距離がとっても近い地の利もあって、
那覇の街中でもとびきり活きの良い「いまいゆ」を口にできるというわけ。
沖縄のお魚はヴィジュアル系だけじゃない、
新鮮さと味の良さでもぴかいちなのでありました。
今回もなかなか予約の取れなかった魚自慢の居酒屋さんで
念願の「いまいゆまつり」(笑)。
国際通りの裏側に佇む粋な店構えから、すでに期待が高まります。
年季の入った暖簾、分厚くて大きなカウンターも年代物。
その前にぴちぴちの魚がずらりと並んでお客を待っていました。
店全体も貼られたお品書きの札もいい飴色に馴染んでいます。
つまりず~っと値上げしていないってこと。
街の人々に長年愛され続けてきた正しい居酒屋さんであります。
魚屋さんでもあるご主人が経営しているだけあって、
「いまいゆ」の鮮度も種類もリーズナブルなお値段も実に嬉しい。
まずは「アーサのてんぷら」「自家製チキアギ(つけあげ)」で乾杯。
もずくのてんぷらは奥武島で食べたことがありますが、
アーサは初めて。緑の海藻の香りもごちそうのてんぷらは絶品。
魚のすり身揚げであるチキアギも歯ごたえぷりぷり。
材料の活きの良さがよくわかる。
お刺身はイラブチャー、マグロ、スミイカ、
お店のおばちゃんおすすめのシャコ貝「アジケー」は美しい貝殻に載せられて。
美人な貝は、食べてもコリコリ、たまりません。
そして今回初体験、グルクンのお刺身。
真っ白い身を口に運ぶと・・・ふわっととろけるように柔らかい優しい食感。
柳腰のボラか鯛のようだ。
白身がとろけた後に、しっかりとした旨みが残る。
アミノ酸の含有量は相当高いと思われる(笑)。
グルクン、揚げてもお刺身でもイケる。
サンゴ礁に棲むグルクンは沖縄沿岸で唯一多獲できる魚で
「アギヤー」と呼ばれる追い込み網漁で豪快に水揚げされました。
ウミンチュたちは船上で獲れたてのグルクンをさばき、
ガーリックパウダーたっぷりの醤油でほおばると聞いたことがあります。
はんなりした旨みのある白身とパンチの効いたガーリックパウダーの組み合わせ。
海の男たちが生み出した「いまいゆまつり」。
どっさり獲れた時代と違って、今や高級魚となったグルクンですが、
その昔はグルクンのかまぼこも普通に食べられていたそうです。
伝説のグルクンのかまぼこ。
サンゴ礁に棲むお魚100%のかまぼこ。
想像するだけでも涎が出そう。
人魚姫も大好きな、そんなロマンティックな味だったのろうか。
沖縄を旅するなら
「いまいゆまつり」、
お忘れなく。
☆本日1月7日(火)の「さあ!トークだよ」
昨日の仕事始めはプレゼントいっぱいのクイズ大会。
今日のテーマは「千円札の日の、1000円特集」
本日1月7日は「千円札の日」って知っていました?
さあ、1000円で何が買える?何が買えた?1000円に大注目。
ぜひご覧ください♪
(写真は)
「いまいゆ」のお刺身。
手前右側がグルクンのお刺身です。
北海道のお魚にはない優しい歯ざわり。
噛みしめると青いサンゴ礁が目に浮かぶ。

