ドーナツ・ドライブ

飛行機に乗って、ロングドライブしてまで食べたかった

レアなドーナツがあります。

その名は「クニガミ・ドーナツ」。

最高の旅のティータイムとなりました。

本日1月18日(土)のAIR-G’「野宮的コフレ」のテーマは

「冬のティータイム」。

最近注目の沖縄県産紅茶、そして「クニガミ・ドーナツ」のお話をしました。

年末の沖縄旅行の目的のひとつが本島北部「やんばる」へのドライブ。

自然豊かな北部にはなかなかゆっくりと訪れる機会がなかったので、

今回はとりあえず「ドーナツ」を目的に車を走らせることに。

こんな思いつきドライブも旅の楽しみ。

まずは那覇から高速に乗り、一気に終着点の許田インターへ。

さらに美しい海岸線に沿って、北へ北へ。ひたすら北上します。

左側はまさに冬の「美ら海」がきらめき、右側は険しい山々がそびえ立つ。

「やんばる」の自然豊かな風景に圧倒されるうちに、

車はようやく国頭村に入りました。

国頭村認定スイーツ「クニガミ・ドーナツ」に近づいてきました。

「地元の農産物を地元で楽しんでほしい」と

沖縄の全粒粉小麦粉にキビ糖、タピオカ、地元のお豆腐屋さんの豆乳、

オーガニック認定されたココナッツミルクなど

安心・安全な地元食材を使って作られた「クニガミ・ドーナッツ」は

三つのお菓子屋さんが共同でレシピを開発しました。

卵も牛乳もバターも使わず、添加物、動物性たんぱく質、脂肪もゼロ。

優しい味わいのドーナツは地元の学校の給食にも登場するそうです。

無添加で日持ちしないので、

沖縄県内でもなかなかお目にかかれないレアなドーナツですが、

道の駅「ゆいゆい国頭」には並んでいるらしいと聞きつけて、行ってみると、

午後1時過ぎなのに、すでに完売。

空のトレーが悲しすぎる。

肩を落とす私に、お店の人が、

「村のお菓子屋さんにはまだあると思いますよ」と教えてくれました。

道の駅から車で5分ほど走ると小さな商店街が。

お~、ヤンバルクイナのイラストが入った、

「クニガミ・ドーナツ」の幟がはためいている。

レシピを共同開発したお店のひとつ「宮里洋菓子店」だ。

前のめりでドアを開けて中に入ると・・・あった、ありました!

ショーケースの上に可愛い紙袋にひとつひとつくるまれた噂のドーナツが。

プレーンとタンカンとカラギの3種類。

カラギ?

「シナモンのことですよ」とお店の奥さんがにっこり教えてくれる。

北部に自生するシナモンの一種とのこと。

3種類をひとつずつ買って味わってみました。

手作業で丁寧に作られた数量限定の村認定「クニガミ・ドーナツ」は

どこまでも素朴で優しい味わい。

全粒粉の風味とキビ糖のまるい甘さとココナツミルクのまろやかさに

タンカンのほど良い酸味とわずかな苦み、

カラギの力強い芳香がそれぞれの個性を物語っています。

「やんばる」の自然をまるごと味わっているような「地ドーナツ」。

地元の食材で子供たちが安心してかぶりつける自慢のお菓子を作ろう。

大人たちが手を携えて、協力して、作り上げた「クニガミ・ドーナツ」。

三つのお菓子屋さんが曜日別で製造を分担し、

手間を惜しまない手造り体制を支えています。

ここでしか味わえない地元愛あふれる素朴なドーナツ。

こんなお菓子が給食で食べられるなんて、

「やんばるっ子」がちょっとうらやましい。

優しいドーナツは、

この自然のように、彼らの心をきっと大らかに育ててくれることでしょう。

ドーナツひとつのために車を走らせる。

こんな旅が、好き。

(写真は)

国頭村認定スイーツ「クニガミ・ドーナツ」。

天然記念物「ヤンバルクイナ」のモチーフがキュート。

なかなか出会えないレアな鳥とドーナツ、

組み合わせに納得(笑)。