青い鳥
青い鳥は自分のために飛んだ。
フィギュア女子のフリー演技で
浅田真央選手がトリプルアクセルと8つのトリプルを飛び切りました。
演技終了直後、張り詰めた糸がぷちんと切れたように、彼女は泣いた。
観ていたこちらも、思わず、泣いた。
もう、いいんだよ。
泣いてもいいんだよ。笑ってもいいんだよ。自分をほめてあげてよ。
ソチの氷上の青い鳥を抱きしめたくなった。
「取り返しのつかない」失敗をしてしまった昨日のSPからフリー本番まで
「色々あった」けど、自分にできるフリーを演じきった浅田真央選手に
ただ喝采と拍手を送るばかりです。
どれほどの「色々」だったんだろう。
12歳で軽々とトリプルアクセルを飛んでしまった少女時代から
心身ともに成長した23歳の今日まで
世界のトップレベルを滑り続けてきた陰にある「色々」。
私たちは想像するしかない。
口が滑っても「あの子は大事なときによく転ぶ」なんて言えない。
東京オリンピック組織委員会のトップにある立場の人が
講演会で口走ったという「失言」がフィギュアの結果と同時に報じられました。
残念で、悲しい。
ダルビッシュ選手がツイッターで
「スポーツの本質を何もわかっていない」と苦言を呈したとも伝えられています。
アスリートにしかわからない境地がある。
観客に必要なのは、その境地を想像する心と、リスぺクトだと思うのです。
私たちメディアの人間も選手たちに向けて
「次は、頑張ってもらいましょう」とか
「頑張ってくれました」とか言ってしまいがちですが、
よく考えれば、(よく考えなくても)
「上から目線」な言い方に感じられ、違和感を覚えます。
選手はメディアを賑やかすために頑張るわけではない。
より高く、より遠く、より速く、より美しく・・・
人間の可能性を追求するために、頑張るんだ。
だから、かける言葉はシンプルでいい。
青い鳥は美しかった。
完成されたトリプルアクセルに
ぴょんぴょんと楽しそうにジャンプしていた少女時代の真央ちゃんの姿が重なる。
そうだった。
メダルだなんだかんだと、大事なことを忘れていた。
冬のスポーツは、楽しいんだ。
雪の中で宙返りしたり、飛んだり跳ねたり、、氷の上で滑ったり転んだり、
雪まみれの「やんちゃ」が原点なんだ。
スノーボードのハーフパイプや
小野塚選手の銅メダルに沸いた新種目のスキーフリースタイルなどなど、
腰パン系種目(失礼!)を見ていると、
冬のオリンピックはやんちゃの祭典だな~と嬉しくなります。
新雪の上に
ばったり仰向けに倒れて、人型を作った
あの冬の晴れた日。
オリンピックの原点は素朴な遊びだったんだ。
ソチの熱狂も残りわずか。
シンプルに楽しもうっと。
(写真は)
オリンピック観戦のおともはバレンタインチョコ。
本日はアルペン強豪国オーストリアに敬意を表して
ウィーンの老舗「デーメル」のショコラ・キャラメル。
薄いサブレにフランボワーズ風味キャラメルが重なり、
濃厚なブラックチョコでコーティングされている。
おお・・・美味しい・・・が、冷蔵庫に入れていたので、ちと固い。
ふふふ。残り2個は室温でいただくとしよう。
ソチ&ショコラ。
オリンピック終了時のウェストが・・・怖い(笑)

