弥生チップス

「河口における汽水域」。

男子フィギュアの町田樹選手が今季をこう締めくくっていました。

山から川、そして海へ。淡水と海水が混じり合う汽水域は

ひとつのゴールと新たな旅立ちを感じた気持ちと重なり合う、とか。

さすが哲学王子。

とすれば本日3月31日も汽水域。

弥生の最後の月曜日は新年度ウィークのスタートの日。

朝から新番組、新キャスターがあちこちでフレッシュなご挨拶を。

弥生のおしまいは新たな春の旅立ち。

まま、お疲れさん、で、また頑張りましょ♪

で、昨日の日曜日もそんな汽水域ランチにしました。

メインは「特製フィッシュ&チップス」。

白身魚のフライにフライドポテトを添えたイギリスの国民食。

19世紀の中頃、ヴィクトリア女王の時代には既におなじみの料理、

「フィッシュ&チップス」のお店がロンドン市内にお目見えしていました。

白いウェディングドレスと白身魚のフライ、

ヴィクトリア朝は白い物とご縁が深いようですね。

本場では鱈やヒラメ、オヒョウなどが使われますが、

鱈とじゃがいも、どちらも北海道特産食材、

北海道の美味しさを揚げちゃおう♪と久々の揚げものにトライ。

いざ「特製北海道フィッシュ&チップス」に挑戦。

レシピはUHB「さあ!トークだよ」の青ちゃんレシピ最終回の黄金比を参考に。

小麦粉に片栗粉を合わせ、塩少々、プシュッと空けたばかりのビールを注ぎ、

さらに同量の昆布だしを加えるのがポイント。

これで十分カリふわとなるはずですが、ちょっぴりだけベーキングパウダーと

気持ちスパイシーにチリパウダーとパプリカを少々、

後は鱈をたっぷり衣にくぐらせて揚げれば、

北海に負けないオホーツク海の旨さたっぷりの

フィッシュ&チップス・ア・ラ・ホッカイドウの出来上がり。

イギリスでは揚げたてにモルトビネガーをじゃばじゃばかけるそうですが、

鼻がつ~んとしそうなので、マスタードケチャップとマヨネーズを添えて。

いただきま~す。

カリッ、さくっ、ふわっ、じ~んわり、う、うまい・・・。

ビールと昆布だしが絶妙な食感と風味を醸し出し、

北海道の鱈の美味しさをさらにぐんと引きたてています。

で、魚も旨いけど、たまらないのが衣。

フリルみたいに花が咲いた端っこをつまんで口に入れてみる。

カリッ、じゅわっ。鱈の美味しさが染み込んだかけらのおつなこと。

美味なる副産物の発見に興奮しました。

実はこの衣のかけら、イギリス的天かすは「スクラップス」「ビッツ」と呼ばれ、

フィッシュ&チップスのお店では無料で提供されるそうです。

パブで大人にくっついてきた子供たちへのサービスにも出されるとか。

わかるな~、美味しいもんな~、これ。

お腹いっぱいになってもついつい衣の端っこをついばんでしまうもの。

失敗したな~。余った衣、みんな揚げてしまうんだった。

特製北海道スクラップスがもう一品できたのに。

今度作る時は、忘れずに揚げることにしよう。

カロリーは、考えないようにしよう(笑)。

弥生おしまい汽水域の週末を飾った一品は大成功。

明日からいよいよ4月1日新年度がスタートします。

そう消費税8%の春、朝刊は年9万円の負担増と伝えていました。

明日から少々しょっぱい海水多めの汽水域の春となりそうです。

さ、賢く、美味しく、暮らすのだ~!

(写真は)

北海道の鱈とひと冬越した北海道のじゃがいも。

ヴィクトリア朝のロンドンの下町を思い浮かべながら、

沖縄の土の匂いもたくましいやちむんの器に盛りつける。

時空を超えた弥生チップス。

桜前線ご一行様ご到着の折には

お花見にも持っていこう。