ひとりじゃないよ

ピンク

パープル

グリーン

オーロラの囁きか

ひとりじゃないよ

雨の月曜日。

初夏の緑がやさしい雨にあらわれて潤いをさらにまし、

窓を開ければ、どこからか芳しい花の香りが鼻をくすぐる朝。

初夏の雨は不思議に憂鬱にならないなぁ。

おっと・・・雨か、今夜はオーロラは見えないわね。

月曜日の朝もテレビは世界で観測されたオーロラの映像ラッシュ。

スペインではピンクの夜空に円形に流れる星とオーロラが競演、

ドイツでは紫色、アメリカでは緑のカーテンのようなオーロラ、

中国・新疆ウイグル自治区では空が真っ赤なオーロラで染まりました。

まさに世紀の天体ショー、宇宙イリュージョン。

太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が複数回発生、

それも前代未聞の巨大な爆発が複数回発生している影響で、

普段は北極圏でしか見られないオーロラが世界各地で観測されています。

うわぁ・・・ほぇ~、キレイ、幻想的~と、

テレビ画面の歴史的な天体ショーをうっとり眺めておりますが、

待てよ・・・前代未聞の規模の太陽フレアってニュースで言ってたけど、

太陽、大丈夫?太陽に何が起こっているの?

専門家によると、太陽活動自体は11年周期で活発になったり弱くなったりし、

そのピークが2025年頃と言われ、今は徐々に太陽活動が活発になる時期、

今後、大きな太陽フレアが発生する可能性が高まっており、

太陽活動の極大期にはフレアの規模も頻度も大きくなる傾向がある、とか。

ふ~む、つまり、11年周期の極大期に近づきつつあるってことか。

今回の太陽フレアは最大規模の「Xクラス」が3日間で7回発生、

観測史上初めての現象で、アメリカの海洋大気庁は電力系統やGPSなどで

異常が報告されたと発表していますが、今後の太陽活動には要注意、なのね。

太陽フレアが起こるとX線などの強い電磁波、高エネルギー粒子、

電気を帯びた巨大なプラズマ粒子が放出され、地場の乱れを発生させ、

プラズマ粒子が地球の大気と衝突するとオーロラが現れるわけですが、

美しいオーロラとともにNASAが撮影した太陽フレアの画像が凄い。

オレンジ色に燃え盛る太陽の表面に

ひときわ明度の高い金色の炎が爆発、太陽の表面が噴火したかのようだ。

なんか・・・本能的に怖い・・・畏れを感じる。

太陽系に住まわせていただいている地球のちっぽけな住人には

大家さんの太陽が怒っているかのようにも見えてきた。

でも、同時に、こんな巨大なエネルギーの源である太陽の様子を

遠い地球から撮影できるNASAの、人間の知性、技術も凄いと思った。

地球以外の太陽系にお住いの生命体の皆さまは

今回の太陽フレア、どう思っているのかしら?

なんて、ぼんやり思っていたら、格好の読者アンケートを発見。

「宇宙人、いると思いますか?」

新聞の土曜版の企画でしたが、その結果にけっこう驚く。

「はい」が76%、「いいえ」が24%。

実際に「宇宙人はいる」と考える人が多数派、8割近い。

広大な宇宙に知的生命体が地球だけとは考えにくい、

地球にも我々「宇宙人」がいる、などなど、

「いると考えるのが合理的」という理由が最多でした。

確かにNASAもUFO改めUAF(未確認異常現象)の本格調査を開始、

裁判じゃないけれど、「いない」という立証ができない以上、

「宇宙人はいる」と考える方が合理的かもしれない。

さらに、「いる」回答の2番目の理由が実に印象的でした。

「人類だけなのはさびしい」。

この広い宇宙に人類だけなんて、ひとりぼっちはさびしい。

なんて、地球人らしい、ハートフルな感情でありましょう。

太陽系のどこにも、ともだちがいないなんて、切ない、よね。

地球外生命体とのコンタクトを描いた映画「未知との遭遇」、

そのキャッチフレーズは「We are not alone」でした。

宇宙にいるのは我々だけではない、という示唆に富んだ言葉ですが、

「(人類は)ひとりぼっちじゃないよ」とも読める。

雨の月曜日。

今夜はオーロラが見えないだろうけれど、

夜空のムコウのムコウに語りかけてみようか。

誰かが、応えてくれるかも、しれない。

ひとりじゃないよ。

(写真は)

地球人のモットーは

「もったいない」

かぶの葉っぱもきんぴらにして

美味しくいただきます