シュヴァルツヴァルトでお茶を
太陽と緑に
抱かれた
美しい森で
ほっと一息
シュヴァルツヴァルトでお茶を
爽やかな初夏の週末、お茶もいつもよりゆっくり楽しみましょう。
そうだ、美味しそうな頂き物のクッキーがありましたね。
さっそく愛らしいピンク色の箱を開けてみると・・・
うわぁ・・・可愛い彩り豊かなクッキーが並んでいる。
1898年創業の「グマイナー」の「テーゲベック」詰め合わせです。
ドイツ南部のシュヴァルツヴァルト地方の老舗菓子店のベストセラー商品で
ひとつひとつ丁寧に手描きされたハート型のビスケットなどの
美しいビスケットたちが並ぶ様子にうっとりします。
120年の歴史を誇る「グマイナー」。
創業当初から「Handarbent(手作り)」「BesteZutaten(最良の材料)」
「Tradition(伝統)」を守りながら時代に合わせて洗練されてきたレシピで
作られるお菓子は世界中から愛されています。
なかでもクッキー好きにはたまらないのが「テーゲベック」。
ドイツ語で「Tee=お茶」「Gebäck=焼き菓子」という意味で
ドイツの伝統ビスケット菓子のこと。
それぞれの形やモチーフに歴史と伝統を感じます。
ピンクのハートが手描きされた「ブッターゲベック ヘルツレ」や
バニラ香るほろほろ食感の三日月型ビスケットは「ヴァニレキブフェル」、
おなじみのプレッツェル型のココアビスケットをチョコレートで
コーティングした「ショコラプレッツェルン」に
涙のしずくのような形の「ザントゲベック」は砂のようにほどける食感が
名前の由来、どのテーゲベックもバターの風味が豊かなリッチな味わい。
「オクセンアウゲン」や「ヒルダブレートレ」「マンデルターラー」など
赤いベリーのジャムをアクセントにした伝統的なビスケットもあり、
創業地のシュヴァルツヴァルト=黒い森の恵みを思わせます。
国土の30%が森であるドイツの中でも屈指の美しい森。
ドイツ南西部に南北約160kmに渡って広がるシュヴァルツヴァルトは
トウなどの針葉樹林帯に覆われて全体が黒っぽく見えることから
「黒い森」と呼ばれ、「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」
=「黒い森のさくらんぼケーキ」なるご当地ケーキも有名。
温泉地バーデン・バーデンや古城ワイナリー、豊かな地元グルメなど
魅力がいっぱいのシュヴァルツヴァルト地方で生まれたテーゲベック。
ひとつひとつの名前や形やデザインを楽しみながら味わえます。
伝統菓子には歴史と物語がある。
豊かな黒い森に抱かれたシュヴァルツヴァルト地方は
第2次世界大戦中、ドイツ第19軍が展開していましたが、
1945年、フランス軍の装甲部隊が攻撃、5月にドイツ軍は降伏、
戦後はアメリカ軍とフランス軍に分割占領された歴史があります。
週末に観た映画「関心領域」の残像がいまだ消えない週末。
平和な時代に作られたドイツのテーゲベックを味わいながら、
黒い森が見つめてきた時間を思う。
シュヴァルツヴァルトでお茶を。
小さなお菓子にも歴史がある。
(写真は)
1898年創業「グマイナー」の
伝統ビスケット「テーゲベック」
シュヴァルツヴァルト
黒い森からの甘い贈物


