はっけよい!
さあ、
お互い
元気出して
ガンバリましょう、
はっけよい!
夜の雨もやみ、朝日とともに青空がひろがってきました。
気持のよい初夏の月曜日となりそうです。
緑の山々からエゾハルゼミの合唱が聴こえてきました。
円山合唱部、本日は元気に部活中。
昨日はかりんとうの甘い謎について、
本日はまたまた謎だらけの、あの有名な絵巻についてのお話です。
国宝「紙本墨画鳥獣人物戯画」、
そうです、日本最古の漫画ともいわれる「鳥獣戯画」です。
小6の国語の教科書にも載っていますね。
「源氏物語絵巻」などど並んで超有名な絵巻物「鳥獣戯画」が
この夏、はじめて北海道にやってくるのです。
「京都 高山寺展―明恵上人と文化財の継承」が
7月9日から9月1日まで北海道立近代美術館で開催、
高山寺所蔵の「鳥獣戯画」が北海道初公開されます。
「絵巻 作者も意図も謎だらけ」
昨日の北海道新聞日曜版「鳥獣戯画」特集の見出しにあるように、
ウサギやカエルやサルたちがまるで人間のように追いかけっこしたり、
水遊びしたりする可愛らしい絵で親しまれる絵巻は、実は謎だらけ。
まず、作者が謎。誰が描いたのか?
戯画の名手だったとされる僧侶、鳥羽僧正覚猷ともされますが、
直接の証拠はなく、研究者の間でも絵仏師、画僧、宮廷絵師説、
さらに単独説、複数説など、いまだ論争が続いています。
さらに、なんのために描かれたのか?創作の意図も謎。
「戯画」という通称から風刺やパロディのイメージがありますが、
作風の異なる甲乙丙丁4巻通じて、権力や上流階級に対する批判精神は
さほど色濃く表れているようにも感じられません。
さらに描かれた年代も、甲乙巻は平安時代後期、丙巻は鎌倉時代前期、
丁巻はほかの3巻より後の鎌倉時代とされていますが、
いずれも画風から推測されているだけで、
4巻の順番も実は時系列ではないのではとする説もあり、これも謎。
なぜに「鳥獣戯画」は謎だらけなのか。
その最大の要因は、説明がないこと。
絵巻物には「詞書(ことばがき)」と呼ばれる説明文があるのが普通ですが、
「鳥獣戯画」の画面には、一切、言葉がない、文字がない。
日本絵画史上、最も有名な作品は、潔いほど、一切説明なし。
だからこそ「鳥獣絵巻」はますます観る者を惹きつけるのでありましょう。
絵を観て、自由に、好きに感じてくれればいいのさ、ケロケロ♪
一番人気の甲巻のカエルさんの声が聞こえてくるようだ。
ウサギやカエル、サルなど11種類の動物が巧みにデフォルメされ、
まるで人間のように遊んだり、お経をあげたり、貢物をしたり、
そのユーモラスで愛らしく剽軽な仕草やタッチは、
ディズニーのミッキーマウスやドナルドダックにも重なります。
一度見たら、理屈抜きに大好きになっちゃうキャラ満載の「鳥獣戯画」、
京都を旅すると、色々な「鳥獣戯画」グッズに出会う機会が多く、
我が家にも京都清水焼の「鳥獣戯画」を描いた中鉢があります。
もちろん、甲巻の人気キャラ、ウサギとカエルさんが大活躍。
ススキの穂を持って追いかけっこしたり、
一緒に大きな水甕?酒の甕?を天秤棒で担いだり、
ウサギとカエル、仲が良いのか、良すぎるのか(笑)相撲で大勝負、
カエルがウサギを投げ飛ばした瞬間も描かれています。
我が家の器に描かれているのは、勝負あったの場面ですが、
絵巻にはしっかり、勝負が決まる瞬間も見事なタッチで描かれています。
カエルがウサギに相撲技「河津(蛙)掛け」を決める瞬間、
河津=蛙、ふふっ、駄洒落の利いた決まり手に、座布団1枚(笑)
へー、「河津掛け」なんて決まり手があるのねー。
と、思わず日本相撲協会の決まり手八十二手を調べてみると、
あー、ホントにあるんだ「河津掛け」、「自分の右(左)足を
相手の左(右)足の内側に掛け、跳ね上げながら同時に相手の首などを
抱え込んで体を沿って後ろに倒して勝ちます」だそうだ。
決まり手ランキングは68位と、そう頻繁に見られる技ではないようですが、
カエルさん、凄いねー、なかなか渋い玄人好みの決まり手で勝ったのねー。
と感心しながら、その場面を見直すと・・・あれ?
カエルの足、ウサギの足の外側に掛かってない?
うーむ、謎の作者、デッサン、構図、デフォルメの都合から
内側ではなく、外側から足を掛けることにしたのか?
それとも「河津掛け」とは違う新たな決まり手だったのか?
またまた「鳥獣戯画」に新たな謎が生まれた???
まあ、いいや、だって、カワイイだもん、
カエルさんもウサギさんも相撲取るほど大の仲良し。
「はっけよい」の語源は「発揮揚揚」
=「さあ!お互い元気出して頑張ろう」って意味らしいしね。
この夏、仲良しのウサギとカエルが北海道にやってくる。
美術館で相撲の名勝負が観られるかも。
はっけよい!
(写真は)
清水焼の「鳥獣戯画」
はっけよい!
のこったのこった!
カエルさんの勝ちー!
決まり手は?


