ネコと走馬灯
きょうは啓蟄。
冬ごもりしていた虫たちが春の気配を感じて
地中からもぞもぞ活動をはじめる頃とされています。
とはいえ・・・半袖は、まだ早いだろう、寒いだろう???
先日の晴れた日の午後のこと、
通学路を元気に下校している小学生男子を見かけました。
2年生か3年生くらいの男子3人組がおダンゴになってふざけ合っています
そのうちの二人はとりあえず薄手のダウンや防寒ジャンパーを着てましたが、
前のファスナーは開けっ放し、男の子らしいゆるい、だらしな~い着方。
しかしそれより上手がいた。残る男子は思いっきり半袖だったのです。
3月とは言え、まだ雪が残る季節に、半袖。
脱いだジャンパーをぐるぐるぶん回しながら、友達とじゃれている。
どーして?なんじゃこりゃあ?なんでそーするの?
まったく、男の子という生き物は・・・(笑)。
母親から見るとナゾがいっぱいの男の子。
そんな悩みに答える「男の子本」が人気を集めています。
昨日の新聞でも取りあげていましたが、
「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」とか
「小学生男子(ダンスィ)のトリセツ」とか。
惜しい、実に惜しい、もう少し早く、こうした本に出会っていれば(笑)、
あんなに悩まず、ため息つかず、キレず、叱らずにすんだのに~。
我が家でも一匹生息しておりましたから、男の子というナゾの生き物が。
まぁ、ネタには事欠かない。
本人の名誉もありましょうから、詳細は伏せますが(笑)、
そうそう、「たっだいまぁ~!」と元気に半袖で帰ってきたこと、あったなぁ~。
それも雪が降っている真冬に・・・。
なぜ?なぜキミは、この真冬の氷点下に、半袖なのかな・・・。
しかも上に着ているはずのスキーウェアはどーしたのかな・・・。
そして、なぜ、キミはお母さんがこんなに絶句しているのに、
ニコニコ、天真爛漫スマイル全開なのかな・・・。
雪が降っている冬の帰り道、
友達と雪の中に倒れ込んだり、意味のない穴を掘ったり、
夢中になって遊んでいるうちに、暑くなって、汗をかいて、
着ていたスキーウェアやトレーナーまで脱いじゃったあたりまでは
母にも想像がつく。
わからないのは、なぜ、そのまま半袖で元気に帰ってこれるんだい?
上に着ていた洋服はどーしたの?
「あっ・・・えっと、えっと、あるよあるよ、ここに」
慌ててランドセルの中から、くしゃくしゃになったトレーナーを取り出すキミ。
「で、スキーウェアは?」尋問を続ける母。
「えっと、えっとね~、あっ、学校に置いてきた」。
どうやら、我が家の元気の固まり君は、遊びたいエネルギーを放出したまま、
ほぼ半袖状態で冬の帰り路を下校してきたらしい。
わからん、まったく、母は、キミという生き物がわからん(笑)。
こんな悩みは私だけじゃなかったのね~。
昨今人気の「男の子本」によれば、
男子という生き物は以下の4つのキーワードに当てはまるという。
「風来坊」・・・予想外のことをするが、行動に意味はない
「オタク」・・・図鑑を100冊読むなどこだわりが強い
「ドリーマー」・・・空想の世界で何かと戦っている
「無法者」・・・その場しのぎで約束を守らない
わっかるー!!!そう、そう、そーなのよ、納得、納得、大納得!!!
ウチの場合、「風来坊」+「ドリーマー」+「無法者」のミックス型か(笑)。
また「とにかく動物的」なのが、彼らの特徴。
ネコに置き換えるとわかりやすいという。
動物的な何かに突き動かされているみたいなものだから
無理やりしつけしようとしても、むなしい(笑)。
そーだよねー。
「水たまりがあるから入らないでね」と言うより先に、両足でジャンプしてる。
でっぱっているものは押してみたいし、凹んでいるものは引っ張り出したい。
好奇心とワクワクと元気の固まり君は、
叱られても叱られてもめげずに、冒険へ突き進む。
そーかぁ、キミはネコだったのかぁ。
トリセツ本は男の子ってこんなもんとふまえるのが大切と説いています。
命や人の尊厳に関わることはきっちり叱るなど「叱るライン」を決める。
男子に過去や未来の時間の観念はない。ゆえに「今、ここで」叱る。
10のうち3聞いてくれれば良しとしよう。などなど。
う~ん、耳が痛い(笑)。
10のうち10叱ってなかったか?
「何度言ったらわかるの?」「また同じことを」「このままだと大変だよ」等々、
過去をおもいきり引きずり、未来を憂いていなかったか?
ごめんね。息子よ。
トリセツがなかったばかりに、叱り過ぎた母を許しておくれ(笑)。
「小学生男子のトリセツ」の著者、漫画家のまきりえこさんは
こんなことを言っていました。
「でもね、死ぬときにきっと楽しい走馬灯が回ると思う。
うちの息子、あんなことしでかしてくれたという濃い記憶が蘇って
きっとほほえんで死ねますよ」。
感動した。男の子ママの体験に裏打ちされた箴言であります。
男の子って、母親が想像できないこともやらかすけど、
母親が想像もしていない優しさもいっぱいプレゼントしてくれる。
トリセツもないなか、手探りで、失敗だらけの子育てだったけど、
ひとつだけ今からわかっていることがある。
母の走馬灯も楽しく笑える思い出満載なことは間違いないよ。
あんまり楽しく回り過ぎて、走馬灯は終わらないかもしれない。
キミとの日々は宝物で、あんまり楽しくて、
死ぬのを、やめちゃうかもしれないよ。
すべての男の子ママたちへ。
毎日のキリキリ、イライラ、ため息も楽しい走馬灯のネタ、ネタ(笑)。
おだててナンボらしいからさ、たまには褒めてみよう。
ネコも木に登る?かも?
(写真は)
昨日、ちょっと時間がなくて、珍しく「中食」晩ご飯。
デパ地下でみつくろった中華デリ。
沖縄のやちむんとよくお似合い。
うふふ、たまの手抜きも楽しの春かいな。

