田園の誘い

あと2日で、さよならマッサン。

NHK朝の連ドラ「マッサン」はいよいよラストウィークですが、

いやいや、その人気ぶりは衰え知らず。

ウィスキーの売り上げは依然として好調のようですし、

ケンタッキーフライドチキンの最新CMでは玉山鉄二さんが

マッサン風のイメージで登場してるし、

来月には「マッサンスーツ」まで登場、マッサン人気はファッション界も席捲です。

フォーマルウェアの大手メーカー「カインドウェア」が

「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝が愛用した英国スタイルのスーツを復刻、

「M・TAKETSURU(エム・タケツル)」のブランド名で

来月から販売するそうです。

「マッサンスーツ」誕生のきっかけはカインドウェアの創業年と

政孝の生年が同じ1894年(明治27年)だったことから

政孝の孫である竹鶴孝太郎氏がブランド化を提案したことだとか。

何とも素敵な偶然が生んだご縁でお洒落な復刻スーツが生まれました。

幼い頃に余市町で竹鶴・リタ夫妻と過ごしたという孝太郎によれば、

「祖父母は自己表現のひとつとして服装にもこだわった」とか。

復刻されたスーツはそんな洒落男マッサンが英国で仕立てたものを参考に

当時の縫製技術や素材・シルエットで仕上げられたもの。

朝刊の載っていたマッサンスーツの写真を見ると、

今どきのぴったりスリム系スーツとは趣が違って、

ちょっとゆったりめのシルエットが紳士のゆとりを感じさせます。

上着はフロックコートのような直線的なシルエットのノーベント。

表地はツイードで裏地にアルパカを使い、

当時の英国スーツのディテールを再現したそうです。

上質な素材で丁寧に仕立て、大切に着こんで、体になじませていく。

次から次へと流行を追いかけるのではなく、

「本物」を妥協することなく追及していったマッサンの哲学は

そのお洒落の流儀によくあらわれています。

ウィスキーもスーツも年月を重ねることで味わいを深めていくのですね。

復刻された「マッサンスーツ」はフルオーダーの注文生産で

仕上がりには1ヶ月かかり、お値段はスリーピースで45万円から。

う~ん、紳士でいるにはそれなりの投資も必要なようですが、

ツイードにアルパカの裏地でフルオーダーの英国仕込みのスーツ、

大切にお手入れして、補修を繰り返し、長く着こんでいけば、

人生を共にする価値ある一着となりそうですね。

新聞写真には祖父の復刻スーツを着た孝太郎氏の姿もありました。

上質なツイード生地で仕立てたゆったりめのシルエットは

「マッサン」と同時代の英国貴族を描いたドラマ

「ダウントン・アビー」の登場人物たちが着ていそうな上品さがあります。

そう、「マッサンスーツ」はシティよりも田園がよく似う。

爽やかな青空に林檎の花咲く初夏の余市の田園風景を

マッサンスーツでお散歩と洒落こむ紳士・・・素敵ですね~。

秋にはリタさんの実家に伝わるタータンチェックをあしらった

女性用のコートなどが「RITA TAKETSURU」ブランドとして発売。

リタさんコートで林檎狩をり楽しむ淑女・・・も素敵ねぇ~。

う~ん、余市を訪れるなら、英国ファッションでキメたくなってきますね~。

ドラマは終わっても、マッサン人気は終わらない、ようです。

(写真は)

春を告げる旬の魚

鱒の照り焼きと帆立の葱ソース仕立て

お誕生日の宴の一品です。

鱒、鰊、じゃがいも、ウィスキー、林檎・・・。

北海道と英国には共通する美味しいものがいっぱい。

美しい大地には英国ファッションも良く映えるのです。