紫陽花と団子

水無月

青紫の花が

色づく頃

越後から到来

紫陽花と団子

う~む・・・北海道に梅雨はないはずなのに・・・

しとしと物憂げに雨が降る週明け月曜日、空気もじっとり湿度が高め、

からりと気持ちの良い北海道の6月はどこに行ったのでしょうか。

ちょっと気分もいまいち盛り上がらない1週間のスタート。

ではありますが、マンション前の紫陽花ロードにテンションアップ。

緑の葉の真中に小さな蕾をつけ始めた頃から観察してきましたが、

昨日あたりからほんのり青紫に色づき始めてきました。

水無月、紫陽花の花が咲く季節到来です。

と同時に、夫の故郷新潟から季節の到来物が到着。

新潟の名物「笹団子」であります。

新潟県人は「ささだんご」と平板アクセントで発音します。

フツーに2番目の「さ」を高く発音すると「違う!」と夫に訂正される。

この季節、我が家の毎年の恒例行事(笑)。

笹団子はお米の国、新潟・越後に古くから伝わるソウルスイーツ。

よもぎの餡入り団子を香り高い緑の笹の葉で包んで

ウエストをきゅっとイグサで縛った独特のフォルムが愛らしく、

そんな笹団子がいくつも連なった姿も、いとおかし、であります。

新潟県人の夫直伝の正しい(笑)笹団子の食べ方は

まず最初に、笹団子を両手にはさみ、軽くコロコロ転がします。

こうすると、お団子と笹の葉がくっつかずにきれいに剥がれるらしい。

次に器用に巻かれたイグサをくるくるとほどき、

笹の葉を端からバナナの皮のように剥いて、顔を出したお団子をパクリ。

う~ん、笹の葉とよもぎの香りがダブルで芳しい。

上新粉ともち粉のお団子はもっちり、それでいて歯切れよく、

粒あんともこしあんとも相性はばっちり、幾つでも食べられちゃう。

ワンハンドで食べられるのも魅力的。

笹団子のルーツは

①戦国武将上杉謙信が考案した

②上杉謙信の家臣が考案した

③上杉謙信の家臣の菓子役人が考案した

④郷土料理のようにいつから庶民が考え作り出した、と諸説あります。

どうやら①は決定的な証拠なし、

②③の関連説はそれらしき記述があるものの決め手に欠け、

有力なのは④の庶民の間での自然発生説のようです。

笹団子の材料である米、笹、よもぎ、イグサなどすべて野山にあり、

古くからの庶民=農民が入手可能でありました。

さらに笹団子を作る季節も重要な証拠。

昔から農家にとって田植えは一大イベント。今のような農機もない時代は

一家総出、地域ぐるみで取り掛かり、やっと田植えが一段落した6月中旬、

家にあるくず米を使って春に取り置いていたよもぎと

前の年に取って乾燥させていた笹の葉でたくさんの笹団子を作り。

結わいてぶら下げ、みんなで分かち合ったのですね。

そうなのです。

笹団子の季節は田植えが終わったちょうど今頃。

毎年、新潟から届くのも、北海道で紫陽花が咲く水無月の頃。

紫陽花と笹団子は我が家の水無月の風物詩なのだ。

今年もお米の国から可愛い笹団子が届いた。

田植えも無事終わった頃でしょう。

青々とした田んぼが目に浮かぶようだ。

どうか豊作となりますように。

紫陽花と笹団子の季節に祈る。

(写真は)

新潟名物「笹団子」

紫陽花の季節に

越後からやってきた