ぐるり伊江島
夏の沖縄旅4日目、
本島から日帰りできるご近所楽園「伊江島」へ
レンタカーごとフェリーに乗りこんで、ワンディトリップ。
周囲22キロの美しい島をさあ、ぐるりとドライブです。
港から島のシンボル城山(ぐすくやま)に向かう途中、
沖縄戦の戦跡「公益質屋跡」に立ち寄りました。
島民の半分が犠牲になったいわゆる「六日間戦争」。
米軍の激しい爆撃によって島中の建物が焼きつくされたなか、
唯一現存するコンクリートの建物には生々しい弾痕が残されています。
亜熱帯の緑に囲まれ静かに沈黙する歴史の証人にそっと別れを告げ、
ふたたび車に乗り込み、島のシンボル「タッチュー」に向かいます。
とんがり帽子にもおへそのようにも見える特徴的な城山(ぐすくやま)。
本島からも海の上ちょこんとそびえるように見える伊江島のシンボルは
島の人からは「タッチュー」と呼ばれ、古くから信仰の対象にもなってきました。
ちなみに「タッチュー」とは「とんがっている」という意味。
標高172mの山は平坦な島のどこからでもその姿を見ることができ、
頂上まで登山道も整備されているので歩いて昇ることもできます。
が、滞在時間4時間半の限りあるスケジュール、時間と体力を考慮して、
途中の展望台にて、ほぼ頂上としておきます(笑)。
岩でできたとんがり帽子のようなタッチューをバックに
パシャッ!記念撮影。
そして眼下にはご近所楽園、伊江島が一望。
頂上まで登らなくても、展望台からで十分、景色を堪能できます。
緑のサトウキビ畑、黄色く見えるのは葉タバコでしょうか。
平らな島に広がるのどかな田園風景に浸っていると・・・
「ンモォ~~~」
麓の方からのんびりとした牛の鳴き声が聞こえてきました。
高級牛として高く評価されている伊江島牛ちゃんね。
「そろそろ腹減ったよぉ~」とでも鳴いているのでしょうか。
そんなのどかな緑の田園風景の向こうには
美しい珊瑚礁に囲まれた海岸線が続いています。
近年ではヤイトハタやハマフエフキなどの養殖も行われいるそうです。
島のシンボル「タッチュー」から島を一望すれば、
伊江島の農水産業の豊かさが一目瞭然です。
さて、城山を後にして、伊江島ドライブを続けましょう。
もういちど役場のある集落中心部から港方面へ戻り、島の西側へ。
遠浅の美しいGIビーチが見えてきました。
青い海と白い砂が広がる海岸は人影もなく、秘密のプライベートビーチのよう。
ここの小さな道を降りていった先にあるのが「ニャティヤ洞」。
海沿いにぽっかり空く大きな大きな天然の洞窟です。
崖道を恐る恐る降りていった向こうに信じられないほど広大な洞窟が。
浸食された岩に囲まれた巨大な空間はテニスコート何面分あるでしょう。
戦争中は防空壕としても利用され、多くの人々を収容したことから
別名「千人洞(千人ガマ)」とも呼ばれています。
どこからか聞こえてくる波の音。暗い洞窟を抜けると目の前に海が。
洞窟の中から眺める海の光は幻想的でとても美しく、
あたりは神聖な空気感に包まれていました。
島の拝所でもあるニャティヤ洞のなかには不思議な石があります。
子宝の石と伝えられる「力石」。
一抱えほどの丸い大きな石が恭しく洞窟の中に鎮座していました。
女性がこの石を持ち上げて軽いと感じたら「女の子」、
重いと感じたら「男の子」が授かると言われているとか。
ま、一応ね、遠くから来たからね、せっかくだからね、
「力石」」、持ち上げてみましたよ。
うっ、重っ。
日頃筋トレに励んでいる上腕筋をもってしても、結構重い(笑)。
やっぱ、「男の子」ですか。
しかしご懐妊の予定はまったくなし。まあま、旅のご愛敬ご愛敬(笑)。
そっと神聖な「力石」を慎重に慎重に元に戻し、
島の平和を祈りながら、千人洞を後にします。
島の北側の海岸線は高さ60mの断崖と紺碧の海を見下ろす景勝地。
波打ち際に真水が湧き出る「湧出(わじぃ)」と呼ばれる箇所は
昔から島人の水資源として大切にされてきた場所。
荒々しい断崖に海風が吹き付ける男性的な景色は圧巻です。
先ほどの白砂のビーチや巨大な洞窟とはまた違う景観で、
小さな島をぐるりドライブすれば
実に様々な風景に出会うことができます。
伊江島半日ぐるりドライブ、
美しい風景を眺めた後は島の名産品を探りましょう。
おっ?島の集落に戻る途中、美味しそうな看板発見。
「ピーナッツ黒糖」かぁ。
ピーナッツの形をした島の名産品の製造元らしい。
どれどれ、車を止めて、伊江島グルメを探訪しましょう。
明日に続くのだぁ。
(写真は)
幻想的なニャティヤ洞にて。
神聖な「力石」をよっこらしょ。
重っ!「男の子」授かる証とか。
しかし、ご懐妊予定はございません。
息子一匹で十分です(笑)

